箱庭・６

箱庭・６


透明「・・・・単刀直入にお聞きしますが、

　　　その箱庭に誰か入ったんですか」

栄慶「」

　円「」

栄慶「はい・・・確認が出来ていないので

　　　何とも言えないのですが、近くの子どもが

　　　数名お寺の近くで消えたと・・・」

透明「」

　円「マジでで、でも、流石にそれは・・・。」

栄慶「はい、私も信じきれないのですが

　　　昔からこの寺の裏山にある箱庭には

　　　絶対に入らないように言われていて、

　　　私も入ったことがないので、何とも・・・。」

透明「正に、神隠しだね・・・要するに、私達に

　　　箱庭を調査してほしいということですね

　　　箱庭の中に入り、子ども達がいなければ良し

　　　いたのなら保護するということで」

栄慶「はいお願いできますか」

　円「ちょ、ちょっと待ってよ

　　　流石に、箱庭に入ったからって

　　　出てこれないとかあるの

　　　ちょっと、考えすぎじゃない」

栄慶「も、もちろん、私もそんなことあるとは

　　　思っていないのですが

　　　この寺では、たとえ住職であっても

　　　特殊な修行を修めていなければ

　　　箱庭に入ることが禁止されているので

　　　確認ができないのです・・・。」

　円「無責任な」

透明「こらこら栄慶さんのせいじゃないだろ

　　　責任があるとすれば、御山の方で、

　　　そんな危険があるなら、早く処理するべき

　　　だったんだよ」

　円「はぁ～・・・それで私達っていうわけ

　　　何かハラタツ」

透明「仕方ないだろそれに、今回は

　　　子どもたちの安否が最優先だ

　　　栄慶さん子どもたちが消えたのって

　　　何時ですか」

栄慶「はい昨日騒ぎがあったので昨日だと・・・」

透明「なるほど、御山が至急案件で招集したのは

　　　この為か・・・もし、朝からだとすれば

　　　急いだ方がいいな

　　　丸一日経っていることになる

　　　栄慶さん急いで何か簡易的な食事と

　　　水を用意してくれますか」

栄慶「わかりました」

　円「ちなみに、いなくなった子どもって何人」

栄慶「３人です２人がキョウダイで、

　　　もう１人がその友達ということです」

透明「年齢は」

栄慶「確か、上の子が女の子で７歳、

　　　下の子が男の子で５歳、

　　　友達は上の子の友達、女の子で７歳です」

透明「なるほど・・・・わかりました

　　　栄慶さん用意の方お願いします」

栄慶「はい」

　円「三人揃って、七五三って」

透明「まあ、関係があるかどうかまだわからんが、

　　　一応、覚えておいた方がいいな」

　円「うん」


次回、箱庭に突入です



　　　　　　　　　　続く・・・。

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