識の世界・15
透明「う~ん・・・
何の変哲もない桜だけど・・・。」
谷津根「確かにな・・・どれ・・・。」
そう言うと、谷津根さんが桜の木に手を当てる
谷津根「・・・・・」
透明「」
谷津根「透明この桜・・・とにかく
お前も直接探ってみろ」
透明「う、うん」
私も谷津根さんに続いて桜に触れてみる。
透明「」
何と表現すれば良いのか
透明「う~ん・・・
何の変哲もない桜だけど・・・。」
谷津根「確かにな・・・どれ・・・。」
そう言うと、谷津根さんが桜の木に手を当てる
谷津根「・・・・・」
透明「」
谷津根「透明この桜・・・とにかく
お前も直接探ってみろ」
透明「う、うん」
私も谷津根さんに続いて桜に触れてみる。
透明「」
何と表現すれば良いのか
桜から伝わってくるのは、禍々しいまでの
人の強い感情・・・桜の内部に色々な
想念が渦巻いているように感じる
透明「な、何だこれ」
谷津根「これはかなり気持ちが悪いものだな
やはり、お前の深層にメッセージを
送っていたのは、この桜で間違いないだろう」
透明「で、でも本来、世界の言葉は
断片的なメッセージしか送られて
こないでしょそれなのになんで私には
しっかりとした意思というか
メッセージが送られてきていたんだろう」
谷津根「う~む・・・可能性としては
2つ考えられるな
1つは、この場所との関係
もう一つは、世界の言葉の変化」
透明「そうか、1つ目の可能性としては、
この墓地という場所が世界の言葉に影響して
私の深層に届く時に変化したということだね」
谷津根「ああ
お前も気づいていると思うが、
世界の言葉は正に想念による伝達意識体・・・
その想念がどこから来ているのかは
未だ謎に包まれているが、少なくとも
今回のことで、各所に電波塔となる
中継地点が存在していることがわかった
その中でも電波塔となっている場所に溜まった
別の想念も何らかの合致で、特定の人物や
範囲に影響を及ぼしている可能性がある
という仮説が立てられる・・・。」
透明「つまり1つ目の可能性で考えれば
私に影響を及ぼした想念は世界の言葉とは関係なく、
あくまでも世界の言葉の伝達性能を利用して
この場所にある電波塔に溜まった別の想念が
送られてきた・・・ということだね」
谷津根「まあ、そう考えるのがシックリくる
というだけだがな」
透明「う~ん・・・かなり複雑なシステムだなぁ
それと、もう一つの可能性
・・・これは考えたくないけど、
世界の言葉自体が変化して、断片的なものから
人間に影響力の強いメッセージ性をはらむものへと
変化した可能性があるということか・・・。」
谷津根「昨今の世界情勢や日本の国民感情などを
加味すれば考えられないことでは無いが
もしそれが本質であれば、これからの世界は
恐ろしいものになる可能性すら出てきてしまう」
透明「・・・まあ予想しかできない今の状態では
考えても答えは出ないから、とにかく
この桜をもう少し深くさぐってみようよ」
谷津根「そうだな」
私達は改めて桜に溜まった想念を調べることにした
次回、謎が深まってゆきます
続く・・・。
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