

桜の木に手を当て、深く深く桜の内観へと
降りてゆく

透明「(何だこれは・・・

通常、植物には意思というよりは生命力と
言う名のエネルギーが渦巻いている・・・。
そのため、その強いエネルギーに人の思いや
想念といったものが集まってくる傾向がある
ことは知られている

そしてこのエネルギーの強さによって
植物の強さや個性などが判断され、
その時の機嫌なども分かったりするのだが

この桜にはそれよりも強い別のエネルギーが
複数渦巻いているように感じられる・・・

谷津根「そもそもこの子は、生きているのか

透明「

確かに、桜自身の生命エネルギーが
ほとんど感じられない


この子は、それとは別のエネルギーに
動かされているようにさえ感じてしまう

透明「・・・どうなってるんだ

谷津根「う~ん

視たことがない・・・。」
それでも、私達はこの桜の秘密を探り続ける

桜の内部を探り続けていると何やら不思議な光を
感じる場所へ到達する

透明「谷津根ちゃん


谷津根「ああ・・・この光・・・間違いない

透明「世界の言葉・・・。」
そこに存在する強い光の塊は、桜の根を通して
幹の中央に送られているエネルギーの塊

私はその塊に触れてみる

言葉「・・・恐怖・・・悲しみ
・・・繋がり・・・。」
透明&谷津根「

谷津根ちゃんが言っていた1と2の可能性が
まさかの形で混ざっていることが瞬時に理解できた

透明「こ、これは・・・。」
谷津根「マズイことになったな・・・。」
最悪のシナリオが二人の頭の中に描かれてゆく。
続く・・・。







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