結婚報道以来、初めての観劇となりました。正直、複雑でした。。。でも、ナマ内野さんに会えば、じいの心に答えが見えてくるんじゃないかと……結論
行ってよかったです。まだ完全に心が元気になったわけではないけれど、確信したこと
やっぱり舞台の上で輝いている内野さんのことが大好き
今日はずっと内野さんをパパラッチしてたんですけど、舞台にいるのは「内野さん」じゃなくてランダムスターそのもの
そして、そんなランディに夢中なじい……一挙手一投足、セリフの一つ一つが心に響いてくるんですよ。これぞ、じいが内野聖陽という役者に惚れたところ
内野さんが素敵な舞台を創られる限り、ずっと変わらず応援していきたい。じいは素直にそう思うのです。
すみません。前置きが長くて。今日の公演の話に入りましょうね
第1幕冒頭の「きれいは汚い、ただしオレ以外」、相変わらずじいのお気に入りシーン
ただ、他の曲でも感じたんですけど、内野さん、声が出ていないような……もちろんCDの洗練された音&歌とは違いますけど、無理に声を張り上げて歌われてるような気がして痛々しかった~
コートの裾を翻して舞台中央に向かわれる姿や殺陣もキレがなかったような…ハードな公演に劇場外でのゴタゴタ。お疲れなのかしら
お体には気をつけてくださいね~~
ヤマハさんの登場、今日は「タクシーに乗車拒否された~」でした。あ、しきり背中が痛いを連発。会場のあちこちから笑いが。。。あと、ランディ&エクスプローラーのやりとり、家族のことや「細君の話を~」なんてセリフが出た時には、じいの心はやっぱり複雑。でも、その後にエクスプローラー@じゅんさんが「ランディ、頼む
お前のミュージカルに出してくれ」と言った瞬間、客席は大爆笑。内野さんのリアクションは覚えていないんですけど、じゅんさんたち周りのキャストの皆さんの温かさを感じて
でした。
でもぉ~~やっぱり~~~松さんとの夫婦のやりとり、いけないとは思いつつちらつくんですよねぇ。。。“細君”の陰が。ベッドに乗っかってるシーンとか、レスポール王を殺しに行くところでランディ夫人に「今やらないでどうするの」って発破かけられるところとか……実際はどうなんだろうって、考えちゃいけない邪念がついつい頭をよぎっちゃって
ダメダメなじいですよね~~でも、やっぱり目の前にいるのは内野さんじゃなくて、ランディなんですよ
だから目が離せないし惹かれちゃうんですけどね~~
1幕目、松さんの演じ方がちょいと変わったような……バカップルなシーン、前はもうちょっとゆっくりと幼い感じの口調だったと思うんですけど、今日はすっごく激しい感じで、一歩間違えるとヒステリーか?と感じることも。じい的には前の方が好みだったんですけど、全体の流れから見ると、ヒステリックな激しさがランディ夫人の強さや狂気さを表しているように感じたし、ここで激しければ激しいほど、後半の壊れっぷりが強調されてきていっそう切なさが増してくるので、いいのではないかと。。。でも、やっぱり、もうちょっとアホらしさ、バカっぽさがあった方がカワイイ気がするんですけどね。
レスポール王が殺された翌朝の騒ぎの中、いつも目を引かれるのがグレコとランディの演技なんですよ。グレコ@北村さん、実際に見ていなくてもランディを凝視しているオーラを出されてるんですよね。しかもしかも
更に凄いのはランディ@内野さん、グレコの動きに合わせるかのように対照的な動きをして、しかも絶対にグレコと目を合わさない。避けている、あるいは恐れてる?…そんな感情が流れるように伝わってくる
観る度に(って、松本から数えて3回目ですけど
)感心させられる名
場面ですわ。
目を離せないと言えば、王の弔いの場面。ランディ夫妻の「悲しみ」の演技、素晴らしすぎた
「泣く演技」を演じてるんですけど、この泣きは演技であって悲しみの感情はないんだってのをちゃんと伝えてるんです。特に内野さんの表情、今日はオペラでじっくり観察してたんですけど、他の参列者が棺に献花するところで誰もランディの方を見ていない時のランディ、微笑んでるんですよ~~
まさに「俺の顔はおしゃべり」ってのが分かるし、ランディの野心が手に取るように分かる
じい、圧倒されて固まってしまいました。内野さん、凄すぎる。。。
第2幕、今日はとうとうウルウル
きちゃいました。それはもちろん……ランディ夫妻の諍い場面、「小さい方にしとけばよかった」発言のシーン、そして夫人自殺後の「私の失意」……夫人がランディに「もう嫌なのよ」ってくってかかるところ、ランディの辛そうな表情に心がズッシ~~ン
今までずっと甘えてばかりで情けない、でも放っておけないカワイイ男が垣間見せる包み込むような優しさが切なくて切なくて……「小さい方に~」のシーンの松さん喋り方、カワイイ感じになってて、今まで強くてある意味“悪女”だったのが、本当は可愛くてランディを本当に本当に愛していたんだなぁっていうのが感じられて、すっごく愛しい存在になっていました
寄り添う二人を見ていると、何か心が震えてきたんですよね。人間って何て小さいんだろう、バカなんだろう、でも、どうしてこんなに愛すべき存在なんだろうって
じい、気がつくと目に涙が溜まってましたわ
「私の失意」の場面、アレは罪ですよ~~あまりに切ないんだもん。。。涙声で、しかもあんなに心に突き刺さる表情で歌われたら、目が離せなくなっちゃうじゃないですか~~胸がグサリと刺されるじゃないですか~~まさに内野さんの真骨頂
あんな演技をされて泣くなという方が無理です
じいの心は八方塞か
な~~んて
最後の戦いの場面、レスポール王の亡霊に「お前はなぜ戦うのか?」と問われて、「人を殺すのが好きだから」と結論づけるところ、人間の哀しさを感じましたね。綺麗事じゃないんですよね、戦いって。グレコ側だって完全な“正義”で聖人君子みたいなことをやってるわけじゃないんですから
まさに「きれいは汚い、汚いはきれい」ってところかしら
ランディが戦う姿を見てつくづく感じたこと。ここの場面でランディは殺されたかったんじゃないかなぁ~って。「愛する妻も友達も去った」中で生きているのは地獄。自業自得といえばそれまでですけど、人間は孤独に耐えられない小さな生き物、なのに欲望のおもむくままに孤独に向かって突き進んだ……そんな現実から逃れたかったんじゃないかな~って。ホント、哀しいですよね。観てて辛かったもんなぁ~~
カテコ、内野さん、ノリノリで元気そうだったのでよかった
バンドの音楽に合わせて手の振りを付けてみたり、最後の音を伸ばしているのを煽ってみたり、ジャンプして止めて仕切ってみたり。。。こんなお茶目なところがこれまた素敵なんですよ
そうそう、上條さんと肩を組んで(?)たような感じでしたけど、いいですね~~パパ的存在の役者さんが一人いらっしゃるのは
今日もなかなか拍手
は鳴りやまず
内野さんが何度も「ありがとうございました」とおっしゃってました。
ふぅ。。。次のマクベスは来週です。次は……きゃは~~
大変なのです