じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
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? はれ予報11月号
10/28 Numero TOKYO12月号(扶桑社)
11/1 CINEMA SQUARE vol.150(日之出出版)
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11/7 映画「アングリースクワッド」完成披露上映会
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

【2025年】
2月 WOWOW ドラマW「ゴールドサンセット」放送

ミス・サイゴン 3回目

2008-08-27 23:36:49 | 観劇記
今日は帝劇のベトナムへ サイゴン3回目の観劇記でございますぅ~~初めにおことわり 今回は支離滅裂、というか激しくふざけた感想文になっていますことをお許しくださいませ でも~~そのくらいツッコミどころがいっぱいだったの。。。

本日、客席はガラガラ……後ろの席の人たちは「こんな帝劇、見たことない」とぼやいていましたが、、、じいは更なる惨状を知っているんですよね~~MA凱旋公演 それよりは遥かに マシでしたけど。。。皆さん各キャストに拘りを持って観ているようだったので客席の雰囲気は良かったですわ

で、、、今日のキャスト 思いっきりレミゼ状態だったんですわ しかもじい的ベストメンバーに近い状態の結集ぶりだったので、サイゴンじゃなくてパリにいるような感じ。随所でレミゼ的ツッコミを入れまくりで……ボロ姿のエンジニアの斜めがけバッグには銀の蜀台が入ってそうだし、トゥイがキムを説得する場面では「エポニーヌをないがしろにしたマリウス、少しは痛い目に遭いなさい」と勝手に突き放してみたり……更に、ジョンとクリスはダブルアンジョだし、エレンとキムの対峙シーンはファンテとエポが言い争ってるように見えてくるし。。。まぁ、別の役を髣髴させるのは役者の力量としてどうなの と思わなくはないけれど、、、観てる方もかなりふざけてますよね ちょいと反省……か

でも~~今回は演じる力のある方が多かったので、演劇的なミュージカルのように感じました。それぞれのナンバーも歌い上げるというよりはセリフを喋ってる感じだったので、各キャストの気持ちの流れがきちんと伝わってきたように思います。特にキムのクリスへの愛 2幕で特に強烈に感じたんですけど、3年経っても変わらない気持ちがひしひしと伝わってくるんですよね~~それはキム自身だけじゃなくて、ジョンからもエレンからも だからこそ悲しい結末が心に響くし、ジョンとエレンがクリスを追い詰める→だからこそ辛い告白をしたという流れが自然だったし……いや~~最後はやっぱりダダ泣き 一途な愛 弱いんですよぉぉ~~~自分

以下、各キャスト感想。

別所エンジニア:

お初です……っていうか、バルジャン以外の役をナマで観たのは初めて マジメな感じ のエンジニアでした。。。ちょっと段取り的な仕草っぽいところもあったんですけど、細かいところまで丁寧に 冒頭のドリームランドのシーンでは思いっきりキムにセクハラしまくりだったし(他のエンジニアはそうでもなかった)隠してたトランクを開けてアメリカンドリームを夢見るシーン等々、結構細かい仕草や呟きがあって「なるほどな~」と思う場面が多々ありました。あと、ホーチミン像が出てくるシーンでトゥイに追い払われるところで後ろから「なんだい」「コノ野郎」って殴る仕草をしたり蹴りを入れてるところは面白かったです。ただし、、、悪くはないけどもう少し軽さ、おちゃらけたところも出してもらえるといいかな~と思いました。しかも、、、中の人のイメージ 最後は頼りになりそうな感じにみてるんですよぉぉ~~ 別所さんが演じた他の役でもよくあるんですけど、悪人になりきれなくて最後は実を引いてしまう、みたいな…… しかも、本命ファンの方には申し訳ないんですが じい的にはちょっと生理的に受けつけない雰囲気が 元々は苦手な方だったもので(笑)その空気が漂ってたというか……やっぱりじい的ベストはバルジャンで

優一クリス:

これまたお初のクリス君。前2回は芳雄クリスだったので安定した(ちょっとこなれすぎて物足りなさあり…)魅力だったんですが、優一クリスはすっごく逞しくて荒々しくて、でも瑞々しさいっぱいの新鮮さが感じられました。1幕はキムのことを最初は小娘扱い……ちょいと乱暴な感じでもあったんですが、荒々しいけど頼りがいがありそうで精悍な男っぷりが素敵で ちょっとフラフラ~~ と優一クンに走ってしまいそうに

歌はさすが とっても良かったです。しかもただ綺麗に歌い上げるだけではなくて、セリフのようにきちんと言葉を伝える歌い方 「神よ何故」は綺麗すぎないところが良かったですね~~クリスの迷いが伝わってきて心にストンと ただし まだまだ課題も多い感じ。。。やっぱり歌で喋ってる時に不自然に歌い上げてしまってる部分があるんですわ。特にエレンへの告白 ココは芳雄クリスの方が良かったかな~~←経験があるから表現方法やサジ加減が分かってるんだと思うんですが 気持ちが爆発するところで歌い上げるからせっかく良い流れで没入できてたのが途切れてしまうんですよ。あと、ラスト キムに駆け寄るところでセリフとしての言葉が出てくるのはすっごく良かったんですが、勢いが足りない ギリギリのところで躊躇して自分自身にストップをかけているのでは?と感じるところがあって。。。あと一歩なんですよ 限界まで出せるようになったら絶対に一皮剥けて凄い役者さんになれるはず。頑張ってほしいですね~~

新妻キム:

これまたお初。5月のトークショーでは素敵な歌を堪能させてもらいました 1幕は幼い世間知らずなところが出ていて可愛かったです その分、一途にクリスを愛する思いがヒシヒシと伝わってましたわ。そのせいかな~~1幕の「Sun and Moon」から既にウルウル 2幕でリプライズされる場面でキムが置かれた悲しい状況が分かってたから、先々の展開を思うと必死にクリスを慕うキムが哀れで切なくて愛おしくて……でも、これまた課題あり 新妻さんに対していつも思うことではあるんですけど、無難にこなし過ぎてるところがあるんですよね~~もう少し激しくギリギリのところまで演じてほしいなぁと思うんですわ。例えば2幕でエレンにタムを引き取るように迫るところとか、ホテルから戻ってエンジニアに「最後の仕事が…」というところとか、もっともっと鬼気迫るものがあればいいなぁ~~と ただ、、、最後のタムとの別れ~自殺のシーンは良かった わざとらしさがなくて凄く自然で……その分身近に感じられたのかも。じい、ダダ泣き~~

坂元ジョン:

これもお初。ずっと岡ジョンだったので。。。声がデカイいや、いいんですよ~~2幕の「ブイドイ」も素晴らしかったです。でも、、、スミマセン 見た目は体育会系の営業マンでした しかも、1幕で優一クリスと並ぶとハッキリ言って上司には見えないんですわ。日頃からつるんでる仲間って感じ アンジョの時も思ったんですけどね~~孤高のリーダーというよりは世話焼きリーダー 決して悪い印象はないので誤解なきよう 身近に感じられるリーダーでございますぅ。。。でも、ジョンの気持ちが伝わってきたのはサカケン君の方かな~~2幕でキムにクリスの話をするところは未だ変わっていない愛情に戸惑い、打ち明けられない苦悩を表現してたし、クリスとエレンを見て「君たちは甘すぎる」と諭すところは説得力あったし。坂元ジョンを通してキムの気持ちが分かったところも多々あって、そういうところは納得できて良かったと思います。。。でも、外見&歌はやっぱり岡さんの方が好みなので、足して2で割りたい気分かな

シルビアエレン:

前回観た時よりは違和感なく……でも、やっぱりクリスの奥さんには見えないのよね~~ キムと対面して戸惑う気持ちを表現してるところとか、迷ってるところとか、女性のドロドロした本音とか、そういうのが分かるところはいいんですけどね~~

泉見トゥイ:

前回のトゥイがさんざんでしたから やっぱりいずみんクンは良いですわ 舞台に立つ人はこうじゃないとね~~軍服姿は素敵でした しかも凄い存在感 少し危険な感じで雄々しく中央に立っている姿は華やかさだけではなく、トゥイという人物が持つ荒々しい強さがありましたわ。キムに迫るところは切なかったですね~~自分の気持ちを不器用ながら切々と訴えてて……逆レミゼって感じ マリウスの面影がチラチラ見え隠れしないわけではなかったんですが、その必死さが可愛くもあり、哀しくもあり……いずみんクンのトゥイを見ていると悪者には思えないんですよね~~最初は嫌なキャラだな~と思ってたんですけど、彼もまた必死に生きて真剣に愛してたんだな~って思って……ウルウルしちゃいました

お次の「サイゴン旅行」は9月。やっと会えます~~浮気相手に エンジニアはもちろん、、、この人じゃないとやっぱりダメだわ、、、さとしさん
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