三連休、見事に近場のみの行動
更にダメ押し
今日は昼から始まったNHK-FM の「ミュージカル三昧」をずっと、ずっと、ずぅ~~~っと聞きながら細々した用事をしていました。音源の有無はある程度分かっているので、リクエストしても聞けないことは分かっていても……ベガーズとか聞きたかったな~~
でも、自分で持っていない「ルドルフ」や「ミーマイ」、CDになっていないレミゼ曲等々が聞けたのは良かったです
ちゃっかり東宝ミューや篤姫の宣伝になってるところは笑えましたが
禅さんと塩ちゃんの話も面白かったわ~~
さてさて、昨夜放送の「シリウスの道」の感想でございますぅ~~途中30分、大雨で受信不能になったところは抜けてますが、見た範囲でのじい的感想を
激しくネタバレしていますので未見の方はご注意くださいませ。
じい、原作を読んだのは3ヶ月くらい前でうろ覚えの部分はありますが……第一声はやっぱりコレですね~~ドラマと原作は別物だと思った方がいいです
25年前の事件の凶器
は違うし、シリウスの絵の出番も全く違います。コンペの結果も正反対で、脅迫状事件の結末も。。。人物設定も描き方も「えぇっ
」とビックリすることだらけ~~勝哉に妻子がいたり、辰村さんと明子の再会のシーンが違ってたり……あと、明子のキャラも違いました。原作だともうちょっと過去を引きずってる感があったんですが、ドラマの方はより刹那的で……でも、じいはドラマの方が好みですね~~原作の方は無邪気な鈍感さがありそうで嫌いなタイプ。最後の「駆け落ちしよう」発言には
したので。半沢さんは原作の方が柔らかい感じの人物だったかな~~ドラマの方が嫌な奴でしたわ。あれなら最後に辰村さんが「クソ野郎」と言うのも納得ですわ
上下2巻ある原作……いろんな軸があるのでどこを切り取んだろうな~と思っていたら、インタ等々で言われていたように「辰村の追憶劇」ということで、辰村さんのナレーションなんですよ~~つまりはあの素敵な内野さんの声が聞き放題
なんとも贅沢なつくりでございますぅ~~
もう、、、2時間40分、深酔い
しちゃったような感じでした。おっと……おバカ全開になっているので戻します。
ドラマの主軸は過去を背負う大人がメイン。生きることの難しさ、哀しさが前面に現れているように感じました。そこに友情や恋愛といった、見る方の記憶にも響いてくるような要素が絡めてあって。。。ま、その分ハードボイルドな企業世界やサスペンス性は薄まってたかな~~コンペや広告会社の内情の説明、戸塚のバックグラウンドの描写等々はなし。戸塚も結構イイ役なんですけど要の立ち居地というよりは普通の新入社員の成長物語的な扱い。仕方ないんですけどね~~それまで網羅してたら連ドラにしなくちゃ
極端なことを言っちゃうと、広告会社でなくても…という気もしますが、大人が働いて身を削って生きているということを示すという意味ではいいのかな~~と思います。
最初から最後まで、ある意味淡々と、粛々と、静かに進んでいくんですが、心に沁みるんですわ。過去の宝物を信じたい辰村さんの心、過去に決別してドライに生きようとするのに揺れ動く明子の心、不器用ながら一本木~な生き方の勝哉。なんか、こう、、、自分の心の中の触れてほしくない部分を疼かせるようなものがビシバシ伝わってきて、気がついたらウルウル
になってて……もちろん、じいはこんな壮絶な過去はありませんけど、まだまだヒヨコちゃん
ですけど、いちおう「大人」をやっている中でよりどころにしているもの、支えになっているもの、失ったもの、切り捨ててきたもの……そんなこんながありますから。勝哉?辰村さん?のセリフだったかな~~「記憶の奥底に沈めた過去がふと飛び出してくることがある」みたいな内容の言葉があったんですけど、な~~んか実感できてしまうというか。正直、見てて苦しいんだけど、そうさせる作品&演じ手のパワーに圧巻ですね~~
そしてそして
内野さん演じる辰村さん
もっと荒んで汚くて(←イイ意味で
)ワイルドかと思っていたら、結構高級そうなマンションに住んでいたし、思ったよりは小奇麗な感じでした。内野さんならもっと汚い格好でもバッチリかも
と思ったんですよね~~外見じゃなくて無駄に醸し出すセクシーな雰囲気があるから
あと、お仕事シーン……ゴメンナサイ
いちおう会社勤めでビジネスマンを身近で見ている身としては仕草が微妙
ちょっと不慣れな感じがあったかな~~(笑) ただね~~特に最初の方に思ったんですけど、辰村さんの仕事っぷりや発言を見聞きしていると、内野さんの役者という仕事に対する姿勢と重ね合わせちゃったんですよね~~別に中の人のオーラが出すぎて演じている役に見えないということではなくて
目の前にいるのは辰村さんなんだけど、内野さんが演じている辰村さんに惚れてて、でもそんな風に演じている内野さんだからこそ惹かれてて……スミマセン
上手く表現できなくて
で、、、接する相手によって雰囲気も表情も変わるし、相手に対する心模様が伝わってくるところが本当に本当に素晴らしくて
戸塚クンに対しては厳しいけど尊敬できる頼もしさを感じるし(あんな風に怒られてみたい
←大バカ
)、勝哉と一緒の時は子供の頃の無防備な空気を醸し出し、立花部長には女性に対する男心+信頼+甘え上手。特に、、、3番目のは悔しいけど上手いんですわ。ああいうのはね~~罪すぎです
(思わず思い出したじいのリアル体験
)
で、一番はやっぱりこれでしょ~~明子への眼差し。原作では辰村さんの恋心は静的な感じで、それとは対照的な勝哉の熱情の方が分かりやすく描かれている感があるんですが、ドラマでは辰村さんの切ない
視線がアチコチに~~~これで、内野さんが演じられる役ともなれば……益々
じい、コレに弱いんです。まさに物言う目。。。セリフなんてなくていいんです
視線と醸し出す空気だけで見る者と心と心のやり取りができるんですから~~それとやっぱり最後の涙。いままで耐えてたものが一気に噴き出した、普段は泣くことを許されない大人の涙。勝哉の死や不運な人生に対するものだけじゃない、自分に対する涙でもあったんじゃないかな~~と思いました。いや~~ホント、凄い役者さんです、、、愛しの君は
途中、受信不能になったのは行きつけのバーで盗聴されて社内に怪文書が流されるシーンだったかと。。。そこでの立花部長との大人の駆け引き&心のやり取りは絶対に見たかったのに
再放送で必ずリベンジします
あと、1回見ただけでは咀嚼できてない部分だらけだと思うので、リピリピしまくりますよ~~しばらくはターチー
で
あ、、、でも明日(+明後日?)は“お祭り”をしっかりと。明日は聖誕祭
あと252会見ですよ~~~