じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

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? はれ予報11月号
10/28 Numero TOKYO12月号(扶桑社)
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11/7 映画「アングリースクワッド」完成披露上映会
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

【2025年】
2月 WOWOW ドラマW「ゴールドサンセット」放送

スカーレット・ピンパーネル

2008-09-20 23:53:28 | 観劇記
スカーレット・ピンパーネル、9月18日ソワレの観劇記です。

今回の観劇、実はストーリーは??な状態←時代背景のみ予習 、音楽が気になって観劇を決めたんですよね~~こんなことは初めて ずっと前にミュージカルの曲だらけの発表会におよばれする機会があって、その時にチラホラ話を聞いて興味が したので。ヅカ演目、エリザやベルばら以外で行くなんて滅多にないことなんですけどね~~

で、その音楽 手がけたのはフランク・ワイルドホーン氏 となると、、、どこかで会った~♪じゃなくて、どこかで~聞いた♪、みたいな曲がたくさん ジキハイにルドルフにネバセイ おかげで耳に残りやすくて違和感なくスッと入ってきました。テーマになってる曲の旋律は……only love あるいは明日への階段@ルドルフにくりそつ~~~ いや、かっこよくて口ずさみやすい歌でしたけどね

ストーリーはこちら じい、原作は読んだことはないんですが、多分ヅカ仕様に な部分が前面に出てるのかな~~と思ったり。。。第1幕の夫婦のすれ違いの描き方はとても良かったですね~~お互いに愛し合ってはいるんだけど、相手のことを思うと同時に自分の秘密のために相手に心を許せなくて……その上、理解し合おうとする度に障害が立ちふさがる。そのタイミングが絶妙で「先の展開はどうなるんだろう」「二人の運命は???」と舞台に釘付け ま、夫婦間の微妙な空気や心の機微みたいなものの表現はイマイチ物足りない感じ 突然マルグリットの感情が爆発したりするところはちょいと違和感があったんですが、、、フランスのエスプリとイギリスのユーモアが上手くかみ合わされた絡みや雰囲気があったのは良かったと思います。

ただ、2幕は1幕ほどの勢いが感じられなかったと言うか、結末はハッピーエンド ご都合主義に見えなくもないし、フランス史にちょいとうるさいじい的には某テレビ局がやってる「日本史サスペンス」や「日本史ミステリー」レベルの話としか思えなかったんですよね~~特にシャルル皇太子のことは 気分爽快、一つの冒険活劇としては楽しめたんですが、終盤は「あれれれ~~~それでいいんかいっ」とツッコミどころ満載でした。もう少し上手い流れだったらなぁ~~

メインキャスト3人の感想。。。言いたい放題なのであしからず

パーシー=スカーレット・ピンパーネルの安蘭けいさん。実は苦手だったんですよ~~ ベルばらのオスカルの時に女っぽさを感じてしまって でも、今回は途中で帰りたくなるような事態にはならなかったです。うっとり心を持っていかれたかというと、、、微妙なんですけどね~ 身近にいるカッコイイお兄さん的な存在って感じでした。背丈?衣装のせい?小柄に見えてしまって。。。じいの勝手な要望なんですが、宝塚の男役は女性が演じるわけだから絶対に本物の男にはなり得ない。その分女性の願望がぜ~んぶ詰まった王子様的な存在であってほしいってのがあるんですよ。その場だけ無条件にカッコイイ~って思えれば充分 みたいに思っているので……今回はそれが感じられなかったのはちょいと物足りないような でも、歌は上手かったですわ。さすが評判になるだけありますね~~音のとりにくそうな部分も安心して聞けました。だた、これまたもうちょっと要求があって、、、あまりにサラリと歌ってしまうから心に残らないんですわ。歌大根とはまた違うんだけど、、、ちょいと瑞々しすぎるというか、青いというか。。。出たてホヤホヤの新人なら、それもまた魅力なんだけど、もう一歩、心に引っかかる何かが欲しい感じがしました。

マルグリット役の遠野あすかさん。これまた歌が上手い 久しぶりにちゃんと歌える娘役に出会ったような 珍しいタイプっていうか、娘役にしては大人っぽい感じでしたわ。可憐に振舞ったり高い声で歌ったりするタイプが多いので……実は冒頭は“オ○サン”っぽく見えなくもなかった……か でも、ここまでドッシリ存在感たっぷりで舞台に立てるのは凄いな~と思いました。ただしこれまた↑↑↑同様、あと一歩、何かが物足りないというか……深みがあれば尚良し じゃないかと。例えば2幕、本心を見せない夫・パーシーに別れを告げる決心をするところは激しい感情を見せるところに唐突感を感じるし、パーシーの正体を知ったところも、そこにたどり着くまでの心の変化、動きが感じられると自然に見えるんだけどな~と。

ショーヴランの柚希礼音さん。思いっきり悪役……のはずなんですが、オペラで表情を見てると何かが違う 表情に華やかさが表れててすっごく違和感がありました。もう少しどす黒さというか、影が欲しいんですよね~~憎々しく思うくらいの 歌い方は嫌いじゃないです。。。むしろトップ二人よりも感情表現が豊かだったような気もします。まぁそれが、その場面にマッチしているかは??なところはあったんですけど じい的には悪役よりもアンドレみたいな影のある優しいタイプを演じたら似合いそうな気がしたんですけどね~~~今回の役はイマイチかな~~

ちょいと 辛口になっちゃいましたけど、ユーモアな場面は軽やかさがあって良かったと思いますわ。ミーマイの瀬奈ビルみたいに無理してる感がなくてすっごく自然だったので、観てる方も心おきなくクスリッ 楽しめたので。
コメント
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