じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

? はれ予報11月号
10/28 Numero TOKYO12月号(扶桑社)
11/1 CINEMA SQUARE vol.150(日之出出版)
   朝日新聞夕刊
   朝日生命生活情報誌「SANSAN」
11/7 映画「アングリースクワッド」完成披露上映会
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

【2025年】
2月 WOWOW ドラマW「ゴールドサンセット」放送

臨場 最終話「渾身~後編」

2010-06-23 23:56:27 | 内野さん映像のお仕事(連ドラ)
今日も蒸し蒸し蒸し蒸し……暑かった~~ じい自身もテンション しまくって熱くなっとりました もちろん理由は昨日のNHKドラマ発表。何だか妙に嬉しいこの感覚は何なんだろうなぁ~~JIN続編の時は嬉しい反面ゴニョゴニョ……こんなに素直にスコ~ンと喜べるのは久しぶりです それに、恋愛物だ~ とかカッチョイイ内野さんが見られる~ とか、そういうのは全然期待してなくて…っていうかそんなことで騒ぐような興味は皆無なのよね。それよりも、どんなに面白い?深い?キャラクターに出会えるんだろうと思うと……一筋縄ではいかないかっこよさがあるお人だと思うので それと、、、別件でも楽しみが待っているし、もう嬉しいことが重なりすぎて6月が終わる頃には「萌え尽きて」いるのではなかろーかと うほほ~~い

おっと、騒いでいる場合ではなかった 本日、「臨場」の再演は無事に千秋楽を迎えました ちょいとここのところ“別の場所”にバビュ~ンと飛んでいっていたので 先週の前編のことをすっかり忘れていた 決して愛が していたわけではなくて何かとバタバタしていたのでリピしてなくて……ま、「臨場」はそこまでリピはしないんだけど←それでも普通の人から見たら普通じゃないと思うけど そんなわけで最初の2、3分は先週の話の思い出し作業が必要だったのですが、それ以降はすんなり倉石ワールドに没入できました。

ただね~~いきなりダメ出しで申し訳ないのですが、ちょっといかにもな演出をにおわせる流れはちょっと鼻についたんですよね~~刑事部長やタッチーが妙に物分りがよくなっているし、がさ入れ(タッチーはがさを打つのが好きだったのね)では捜査一課も鑑識も一丸となって証拠探ししているし ←男性陣が倉石さんと同じ「タオル首巻き族」になっていたのは笑えた~~もちろん一番似合ってたのは倉石さんだったけど 敢えてタンクトップだったのがポイント高し!……と、萌えポイントは別として、何だかドラマ最終回の定番 何もかもがプラスの方向に前進して、対立していたはずの人たちが手に手を取り合って皆で一緒に頑張りましょう的な、ちょいとご都合主義っぽい流れを感じたのが残念だったかな~と。真犯人のところに行く場面も、倉石班だけをクローズアップして、他の捜査員はあそこまで出てくる必要はなかったんじゃないかな~と感じました。ほら、よくあるじゃないですか……戦闘物や定番刑事ドラマ等々の最後の場面でメインキャスト全員がテーマ曲と共に横並びで乗り込む演出 それと同じ空気を感じたのでねぇ。それに、エンディング後の倉石さんのラストシーン 凄く凄く凄~~く良かったんだけど、ちょいと大袈裟すぎな感も……レミゼちっくな照明はいらなくて普通に暗転で良かったような気もします。あ、、、でもレミゼちっくだと白い光は死亡フラグだった……「臨場」原作を踏襲すると、、、悲しくなるから止めよう。。。

くどくど書いてしまいましたが、話自体はよくできていたと思います やっぱり犯人は予想通り~~ってか甘利殿純一パパが真犯人。ま、思いっきり殺意があって殺したんじゃなくてはずみで…という部分もあったわけですが、何だかやりきれない事件でしたね~~それは16年前の事件も含めて感じたことです もちろんそれぞれがやってしまったことは許されることではない。ただ、その背景にあった事件関係者たちの思いはもどかしくて、切なくて、悲しくて、優しくて……人間が日常を生きているという「そのこと」が溢れていると感じました。そしてちょっとボタンを掛け違えれば、偶然の重なり合いが降り注いでくれば、自分と無関係の遠いところで起きている出来事ではない、それが“事件”なんだと思いました。普段なら目の前で起きている事件だけが目立って気にかけてしまいがちだけど、倉石さんの「根こそぎ拾う」姿に向き合うと、そこに自分と変わらない人間の営みを感じるんですよね~~それがこのドラマの醍醐味だとも思うんだけど。今回の事件、皆川を殺したのは特にどんでん返しはなくて、そのまんま北村清美が犯人だったのね そこはちょっと意外だったか~~ってじいの方が意地悪に考えすぎちゃったかな でも、清美に庇われた純一は自殺半分殺し半分の状態で死んでしまうわけなんだけど、彼も過去の犯罪を逃げ切って決してラッキーな人生を送っていたわけではない。もちろん16年前の時も満たされない家庭への思いが免罪符になるわけではないし、こういうのはイジメ問題にも共通するような気がするんだけど(次元は違うけど同じ犯罪だと思うし)、加害者の更生や事件に繋がった問題解決に力を注いだところで被害者は元通りにはならないわけで、“目には目を、歯には歯を”的な気持ちは否定できないと思うんですよね。結果的には今回の事件、ある意味そういう風になって逃げ切ったはずの加害者側も崩壊したわけですが……それを踏まえた上で敢えて思うこと 純一は寂しかったんだと思うのよね。父親を求めようにもあんなに厳しくされたら……でも、その厳しさは決して憎しみから出ているものではなくて子供を思う愛情から。あの年頃になれば理解はできるし父親の気持ちだって受け止められるようにはなるけど、でも成長しきっている大人でもないから素直になれない部分はあるし、大人になった今だって心の底では思い合っているのにそれが相手に伝えられない。そしてそれは父親も同じで、更には被害者側の永嶋父子にも言えること。な~~んも変わらない、同じような境遇&関係の親子なのに、ちょっと何かが違っただけで真逆の立場になるなんて……純一たちを見ながら永嶋クンはどう思ったのかな~と考えるとあまりに重くて途中で余白部分を考えるのを止めてしまったほどです。伝えられなくなってから相手の思いを知ること、いつも分かっていたのに素直に言えなかったこと、、「あかね空」や「蝉しぐれ」を思い出してしまいましたが、人が生きる上でそれは宿命なのかもしれない。そういう意味では悲しくて、それでもなお愛おしいな~と思うんです、人って

前回永嶋クンが言っていた「被害者に時効はない」という言葉。それとは反対に純一は「もう時効なんだから」と15年という節目で過去に幕引きをしようとした。時効は1つの制度であって決して関係した者の心に時効=終わりというのは存在しないわけで……そういう意味では皆川の娘・美咲の自殺によって加害者の方にも時効がないことを思い知らしめ、もう一人の加害者の家を崩壊させたことは皮肉というか運命というか、はたまた悲しいというか、何だか複雑なものを感じました。そして、、、16年前の事件に向き合った永嶋クンのことを倉石さんはどんな風に見ていたのか……もちろん自分が最初に検視に関わった事件として、渦中の一人として自分と向き合っていた部分はあると思うけど、それ以上に自分が通ってきた道を歩く永嶋クンと自分を重ね合わせる……だけでもないと思うけど(そういう単純な人情話の思いではないと思うし~~倉石さんという人を考えると)、そこに倉石さんの思いが溢れていたのが堪らなかったです。純一との乱闘の後の涙目の表情。これは内野的反則、レッドカード物よ~~じいは内野さんのこういうウルウルおめめに弱いんだから 後ろ向きの姿のままだったところが倉石さんらしいな~と思いました。ただ、、、これはじいの超勝手な希望 ずっと倉石さんの姿をパパラッチしたかったのぉ~~あ、倉石さんだけ見れればいいという意味ではないので誤解なきよう 舞台だと特にそうなんだけど、「受け」の姿が堪らないんですよ~~何か喋っているわけじゃないのにビシバシ全身から伝わってくる言葉にならない言葉と思い。きっとこの場面も倉石さんだけを見ていても全てが伝わるんじゃないかな~~と……まぁ、映像作品だと無理なお願いなんだけど敢えて呟いてみました ここで永嶋クンが言ったことはそっくりそのままかつての倉石さんの言葉と置き換えてもいいと思うのよね。これはどんなに見る者が想像しても倉石さんと永嶋クン、共通の経験を持つ当人じゃないと本当には分からない心模様があると思う。他にも解剖室で「気の済むまで見ておけ」という言葉の中にも……何か2倍心が痛かったな

ラストの場面、う~~ん これまた苦言か 最後の最後で倉石さんの説教シーンが気になるとは ここまで喋らなくても純一父子のすれ違いと、その裏に醸し出される永嶋父子のすれ違いは十分すぎるほど想像に足るんだけどな~~とちょいとしつこさを感じたのは本音 ただ、最後に流れた倉石さんの涙……これに今回の事件と16年前の事件を根こそぎ拾ったその全てが詰まっていると思いました。もちろんそこには倉石さん自身の思いも……そしてそれを表すかのようなエンディング。久しぶりに出てきましたね~~っていうか今回の臨場ではお初なのでは???市ヶ谷の釣り堀 谷本娘が羨ましか~~ 後ろから支えてもらいたいデス でも、谷本さんの幻影が現れた時には思わずウルッときました。しかも敢えて娘の方は見えなかったというのがGJ 一番大切に思う当人には見えない姿を感じ取って背負って生きている、それこそが検視官・倉石義男じゃないかな~~と最後まで一貫した姿を見せつけられた、そんな感じでした あ、、、そうだ 倉石さんらしさといえば、純一殺害の事件現場に臨場した時に「いい公園だな」と言ったところ。後から考えれば真犯人に繋がるキーな言葉だとは思ったんだけど、それとは別に、何気ないセリフなんだけど、深刻な事件現場の雰囲気には普通なら似つかわしくない言葉。そういうところに“らしさ”を感じたんですよね~~普通じゃない場面が当たり前の感覚の場に普通の感覚、、、二面性と言えるのかどうかは分からないけど、その“ギャップ”の同居が倉石さんという存在なんだろうな~と。

最後はお約束のDVD予告。公式サイトにスペシャルな動画が載ってます。カイ君を勝手に特典にするのはマズイでしょ~~ 調子に乗るところがうっちーなツボ直撃だわ お金を貯めて…なんておっしゃっているけど、それは無理な相談よ~~夏~秋には別件で出費がかさむのよ~~って、原因は貴方ですから

さ~~て、とうとう終わりました。半分以上ネタと言ってもいい某スポーツ紙で続編云々の記事がありましたが、それはともかくとして、次は期待しない方がいいとじいは思っています。再演でももう少し拾い直す余地はあるかな?とも思う部分はあるけど、根こそぎ拾ったということでもいいと思うし、何より安易なシリーズ化は「俺のとは違うな~」なのかもしれないし。そういう定番の“定食”が好きな人は他の番組を見ればいいじゃんと、じいは思っているので。エンディング後のシーン、どちらとも取れなくはないけど(16年前の事件に一区切り?倉石さんに一区切り??)……ってかあの数珠ブレスにそういう意味があったの?とビックリしたんだけど、倉石さんの人生を生ききった……じいは十分に満足しておりまする
コメント
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