観測にまつわる問題

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高知インバウンド2

2018-01-22 21:06:03 | 政策関連メモ
4ヶ月20日も間を空けてしまい大変申し訳ありません。高知インバウンドの記事の続きを書きます。まずは途中になっていた四万十地方のインバウンド/観光情報の話から。

≪ レジャー・体験・ 四万十川・ スポーツ ≫ 四万十川でカヌー&体験(四万十市観光協会)

>清流四万十川でカヌーやラフティング、SUP、シュノーケリング、川遊びを体験してみませんか?

川遊びができるというのは魅力ですね。筆者は地方出身ですが、地元には川遊びができるような川は無く、ちょっとした憧れのようなものはあります。ただ、カヌーで事故はあるようで、ルールやマナーを守って遊ぶことが大切なようです。カヌーに資格や免許はないようですが、インスタラクターには資格があるようですね(カヌーやカヤックを楽しむのに資格や免許、届け出は必要? そとあそび)。四万十にインストラクターの資格を持つスタッフからレクチャーを受けられる体験ツアーがあるか定かではありませんが、あるならあるでアピールしたり、ないならないで有資格者を募集して万全の態勢で望むのがいいのではないかと思います。カヌーは冒険のイメージもあると思いますが、親戚のシーカヤックでは冒険家である八幡暁さんという方が人力では不可能とされてきたフィリピン~台湾間の海峡を初漕破するなど、数々の「世界初」記録も持っているようですね(カヤックがあれば遊びのアイデア無限!冒険家・八幡暁さんが伝える海の魅力 Tribal Media House)。八幡氏は石垣に手漕屋素潜店 ちゅらねしあを開いているようです。外国語未対応ですが、足摺・四万十のカヌー・カヤックページ(じゃらんnet)を見つけで、興味のある方は如何でしょうか?

トンボ自然公園(四万十市観光協会)

>四万十市内田黒池田谷にあり、木々の緑と四季の花々に抱かれた園内には遊歩道が設けられ、一年を通じて74種類のトンボを見ることができます。
>四万十市では、これまでに83種類のトンボが見つかっています。
>中でも「生きている化石」として 名高いムカシトンボや、全国的に珍しいヒメサナエなど流水性種の個体数が多いことは特筆出来ます。
>また、世界初のトンボ保護区「トンボ自然公園」では、これまでに74種が見つかっていて、 同規模面積の環境としては種類密度日本一を誇っています。

トンボは筆者の地元にもよくいましたね。カや稲に対する害虫をよく捕食することもあって日本人のトンボに対するイメージは結構いいです。日本では古くはトンボを秋津と呼び、親しんできましたが、古くは日本の国土を秋津島という呼び方もありますね。ムカシトンボは日本の固有種ですが、希少ですし、密猟は勘弁してほしいもの。心無い人もいるでしょうし、観光客が増えたらば、負の側面も考えなくてはいけないのかもしれませんね(密猟・盗掘防止キャンペーン 環境省)。ただ、西洋ではあまりトンボは好まれていないのだとも。それならそれでいいのかもしれませんがね。

その他四万十市観光協会ホームページの観光情報ページには魅力的な観光スポットが目白押しです。人口莫大な中国人も最近は癒しも求めているようで(中国人は「何もない田舎」を心底求めている 観光の目玉がないと嘆く日本人に伝えたい 東洋経済オンライン 2016年04月15日)、「何も無い」田舎でもインバウンドに大きな可能性はあるのかもしれません。荒らされるようなことでは困りますけどね。

高知市の観光に見所は多いと思いますが(公益社団法人高知市観光協会多言語対応)、筆者はグルメ・ショッピングを推したいですね。高知と言えば鰹のたたきですし(参照:勝手に厳選!高知で鰹のたたきが美味しく味わえる名店特集!【高知県各所】 高知のWEBメディア ZEYO -ぜよ- ※日本語のみ)(筆者も大好きです)、日曜市でも売られている名物土佐文旦は筆者の個人的な大好物でもあります(高知の日曜市おすすめ名物…「土佐文旦」編 高知の日曜市情報 >土佐文旦の糖は「果糖」で、蜂蜜の成分の甘味です)(みかん王国地元愛媛を裏切るつもりはないですが、味覚の好みは生まれつきだと思いますので、勘弁して欲しいと思います。あのプリプリっとした身を食べる食感と適度な甘さが美味しいんですよね)。また、高知県は日本有数の珊瑚の産地のようです(サンゴ漁の文化守れ 高知で乱獲対策の規制強化に増殖実験 漁師ら研究機関と連携 産経ニュース 2016.12.31 19:30 >現在、東京や長崎など6都県でサンゴ漁が許可されており、高知の許可数は360件以上と全体の9割を占める。原木の入札会が開かれるのも高知だけだ。>中国などで需要が高まり価格が高騰したのは5年ほど前から。日本珊瑚商工協同組合(高知市)によると、高知沖で採れたサンゴの2015年の平均単価は1キロ当たり約160万円で、10年前の約9倍に。同年の入札会での総取引額は約58億円と過去最高を記録した。他の漁からの転向も相次ぎ、サンゴ漁師はここ数年で大幅に増えた)。日本産品の需要が増えることは大歓迎ですが、獲り過ぎると無くなるものに限ってはそうはいきませんね。高知の珊瑚商売も続けていくことが大事でしょう。その努力の行方も気になりますね。

後、高知と言えばよさこいですが、お隣徳島の阿波踊りは国際化がジワジワ進んでいるようです(外国人も踊る! 阿波踊りの国際化! CLAIR >徳島市の人口約26万人に対して、期間中の人出は約130万人、踊り手だけでも約10万人が集う。>日本人の入場者数は横ばいながら、外国人の入場者数は2014年が4,878人、2015年が5,789人、2016年が7,176人と着実に伸びている。国別内訳で見ると、台湾からの観光客が圧倒的に多く、約8割を占める。次に香港からの観光客だ。特にここ最近、台湾からの観光客が伸びているのは、台湾から高松空港への直行便を利用した周遊ツアーが増えたことによると、同会館の担当者は言う)。主力は国内の観光客ですけど、広報してアクセスなど整備していけば可能性はあるんじゃないでしょうか?これからは国内の人口減少が避けられない時代です。

続いて龍河洞(英語・中国語・韓国語対応)です。筆者も行ったことがあります。何より寒いです。このページ「暑いから近所の「洞窟」に行ってきた:高知の秘境「龍河洞」は過小評価されている! #移住日記 vol.39」でも>なんと入り口付近は14度。うへー!市内の気温は34度くらいですよ!こんなに涼しいんですか、洞窟って。・・・寒いって言われてますが、予約の必要な冒険コースなるものもあるようで、洞窟探検したことない人は是非どうぞ。

最後に室戸ですが、室戸ドルフィンセンター(英語・中国語・韓国語対応)・室戸ユネスコ世界ジオパーク(英語対応)なんかはどうでしょう?有名なホエール・ウォッチンングは外国語対応ではないようですね。

まとめで検索している内に、尾﨑知事が語った!「なぜ高知県はインバウンドのポテンシャルが高いのか!?」を読みましたが、安芸郡北川村にモネの庭というのがあるようです。英語とフランス語対応ですが、本家フランスからも認められているようです。その他仁淀川や坂本龍馬もアピールされていますが、両者とも外国語対応がまだまだのようですので、ここでは割愛します。すみません。

結果的に筆者は高知のインバウンドとして自然を多く取り上げましたが、高知県を対象とする外国人の旅行動機分析 北村 明日香 高知工科大学マネジメント学部(pdf)を見ると、「観光メニューで有効だったのは、居酒屋や伝統的な祭の文化体験、川や雪などの自然体験といった体験型観光であり、欧米人だけではなく東南アジア人も同様であった」とのことです。ま、高知と言えば、自然豊かなイメージですしね。特徴を生かして他にない武器を強みにしなければ、中々厳しい観光客争奪戦に勝ち残れないかもしれません。