前回の改修で、かなり ハム 雑音は減少し、普通に音楽を聴く分には分かりません。
しかし、クラシック などで音が止み静寂になると、何か ハム を感じます。
試しに入力信号を外して ヴォリューム を最大にすると、空耳 + α 程度の電源 ハム が混入しています。
残る対策は?
現時点で、真空管 3 本の内、6U8A の 2 本だけを直流点火にしており、
整流管 6203 ( 6X4 相当 ) の方は交流のままです。
電源 トランス 出力の ヒーター 配線が 6203 と 6U8A では別になっているためです。
整流管 6203 の方もヒータ 電源の直流化を進めようと部品を買ってきました。
↓ 新電元製の ブリッジ・ダイオード です。
( 整流管 ヒータ 電源の DC 化に意味があることなのか、疑問を感じつつも ... )
↑ 画像は サイズ が少し大きい シリーズ、 6A 仕様の S5VB60,
実際に使う S4VB60 は 4A 仕様で、
ヒート・シンク は付けないので最大電流は 2.6 A となります。
※ 結構熱を発生するので、後で ヒート・シンク を付けて空冷としました。
ちなみに実際に流れる ヒータ 電流は以下となっています。
6203 ( 6X4 ) ; 0.6 A
6U8A ; 0.45 A × 2 本 = 0.9 A
この ブリッジ・ダイオード に平滑 コンデンサ を付けて整流管も直流点火へ変更!
3 球の全てをに直流点火にしました。
結論 ;
無信号時の電源 ハム は、聴感的にほぼ消え去りました。
この アンプ は超低雑音で ヴォリューム を最大に上げても ホワイト・ノイズ はほとんど聴き取れません。
今回、整流管の直流点火が功を奏したのか?
それとも、今回の改修に伴って ヒータ の配線経路を変えたことに効果があったのか?
やっと今回で、ハム 雑音対策を含めた 真空管式 ヘッドホン・アンプ の改修を 修了 します。
聴取 システム (^^ゞ
iTune ⇒ 自作 D/A コンバータ ( nabe さん Kit ) ⇒ SRPP OTL Kit 真空管 アンプ 大改造 ⇒ sennheiser HD650