51S-1 の照明としてダイヤルとメータに付いている電球ですが、回路図を見ると真空管のヒータ電源回路の一部として繋いであります。
赤い矢印の DS1 と DS2 がそれです。回路を見る限り真空管のヒータ電圧確保には重要な仕事をしているのが分かります。
保守用として予備電球を探してみました。
規格は #44, 6.3V / 0.25A だと思われます。というか分厚い 51S-1 メンテナンス・マニュアル見ても詳細が見つかりません。交換方法は書いてあるんですが。
いずれにしても ソケットは BA9S で合うのではないかと思っています。
ところが、この規格の電球は超レアっぽいです。同じ規格で 0.15A ならあるんですが 0.25A が無い!
eBay で外国の部品を探すと Collins 用と名のつく部品は NOS なら超法外な値段が付いています。
LED 製はあるけどオリジナルではないし ...
近く日本の部品屋さんから同じような規格の部品を取り寄せます。
P.S.
と書いている時に送ってきたのは 6V, 0.5A / 3W 仕様
並べてみた。
一番左が 純正と思われる本体に付いていた GE #44 多分 0.25A / 2W
真中は DRAKE SPR-4 用 6.3V, 0.15A / 1W
一番右が今回仕入れた 6V, 0.5A / 3W
取りあえず 6V, 0.5A / 3W へ入れ替えてみた。
後日、ピッタリの同規格のランプを手に入れて交換しました。
そうなんですよ!五級スーパーなどトランスからではなく、電源ダイレクトにヒーター配線しているものだら、電圧調整用?と思うくらいに直列配線してあるんですよね。
真空管多いのでそんなに影響ないのかも知れませんが、オリジナルは1.575W(6.3*0.25)交換品3W(6*0.5)になるので、並列2個使いしたら1.5Wになるのだが・・・違いが有るのか分かりませんがね^^;
私は久しぶりに休みでラジオ受信環境を整理しています。
オームの法則ですね~
よくもこんな回路を考えたなーと検証したい気持ちに駆られます。
このヒーター回路の中に 6BF5 なる低周波出力管があるんですが、この球は相当な発熱量で発熱対策でソリッドステートにする改造してる人も居るそうですが、ヒーター電圧のバランスが壊れるので素人は触っちゃいけないそうです。
さきほど電球の端子間電圧を計測して6V付近を確認しました。まあどれもバランスとっているってことですね。