ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

 命は「もの」にも存在すると思う

2019-07-21 09:33:50 | エッセー
 今月は夫の誕生日、その日のためにヘルシーメチャ料理をつくっていたら
以前から(そろそろダメかしら?)思いながら使っていた包丁の柄がとれ
二つになった。料理好きな私は毎日二本の包丁を使って調理しているが、ステンレス
製はダメで、鋼のものだけだった。「本当に長年ありがとうね」と言いながら
タオルペーパーにそっと包んだが、何だか悲しくなり涙が溢れた。

 たとえ命のない物質でも、愛用していたものと別れるのは淋しいけど、明らかに
寿命だと思う。私は最近学習した日本の「華厳の世界観」の説く教えと、西洋の
量子物理学の量子論と、考え方が一致しているように感じたが、ものにも命がある
ような気がしてならない。思い出せば、大昔ヨーガ教室の時計がある時間で「ピタッ」と
止まっていたのを見て「今までがんばってくれて有難う」と言ったことを思い出した。
 包丁さん長年働いてくれてありがとうございました。さよなら。
尚その料理は簡単で美味しかったので、「メルマガ」で紹介しますね。
 
コメント
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