ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

夫を長生きさせる方法を長年模索して

2020-05-15 11:04:13 | エッセー

男性の平均寿命は81・5歳と言われているが、夫は50歳位から原因が分から

ない「本態性高血圧症」と言われていた。何とか薬を飲ませたくないので

あらゆる民間療法を試したが、どうして正常値にはならなかった。

 そのため降圧剤を服用するようになったので、食生活には人一倍気を使うよう

にしていたので、自営業でいつも家にいる夫は、お付き合い以外の外食は

唯の一度もさせたことがない。

 私の仕事がだんだん忙しくなるにつれ、お手伝いさんを雇い、さらに家政婦さん

お願いした。たとえそのため海外へ行っても、大体の献立をつくり、できるだけ

栄養バランスの摂れた薄味のものを夫に食べさせ、家族に不自由な思いはさせな

かった。夫は60歳頃ジョキングをしていて息苦しくなり、大学病院で精密検査

をしてもどうしても原因が分からなかった。そして70歳の時に救急車で何度か

搬送され入院した結果、初めて「狭心症」と病名がつけられ、沢山薬を飲むよう

になった。

さらに78歳で認知症と分かり、そのための治療も受けている。

また何年か前から原因不明だそうだが「石灰沈着性疼痛症」になり、突然体が激痛に

なる病気も6回目になった。言うなれば夫は長年薬漬け状態なのだ。

そのため、何とかその副作用を少しでも減らしたいと、自分なりに色々学んだこと

を元に、サプリメントや、私手づくりの健康の元?を飲ましている。

 改めて考えてみたら、もしも私が健康に対する細心の注意がなければ、もしか

したら、夫はもうとうに亡くなっていたかも知れないと思っている。

 まして認知症は家庭で介護していると「余命5年位」などと、言われているのだ。

認知症だけでも10年目の夫を何とか長生きさせるため、メンタルな面の最終段階

に入った。自分なりに長年いろいろと研鑽したため、雑学的な知識はかなりある

ので、これからも自分にできる限り、夫の長生きさせるために行動し、ガンバる

つもりでいる。

 

コメント
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