前夜にあさりを塩水を入れたボールに入れ、一晩塩出しをして置いた。
気がついたら周りが一杯濡れていて、しばらく見ていたら、口?を出して
水を吹いていたのでびっくりした。夫に「ねえ見て、見て!面白いから」と
ボールを覗いたら、いきなりピューと夫の顔に水がかかって、2人で大笑いした。
あさりはとても元気で、面白くて出た口を指で触っていたら、すぐひっこめる
あさりと、水をピュッ―と吹きだすのもいた。同じあさりで、大人しいのと
元気なのもいるのだと興味深かったが、あさりはお昼の味噌汁にするもりだが
まだ生きているのをそのまま食べるのだと思った。
私はピクピク動くような生き作りなど絶対食べられない。でも、考えたらあさり
は生きたまま食べてもあまり抵抗感はない。動物も植物もみんな命がある、その
命を私達毎日頂いている。大昔淡路島の断断食道場に行き、お土産に明石の鯛を
勧められた。お店に連れていかれ、大きな水槽から出した、ピチピチと跳ねる
鯛をまな板の上で包丁でグサッと差したのを見た私は、真っ青になり気分が
悪くなった。小さくてもあさりは生きているのだ、みそ汁にしたあさりはとても
美味しかったが、心の中で「ゴメンね」と言いながら頂いた。
これからはもっと食材に感謝しなければ、そして、無駄にしないようにと
改めて思った。
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