ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

あさりと戯れて気がついたこと

2020-05-18 07:55:46 | エッセー

 前夜にあさりを塩水を入れたボールに入れ、一晩塩出しをして置いた。

気がついたら周りが一杯濡れていて、しばらく見ていたら、口?を出して

水を吹いていたのでびっくりした。夫に「ねえ見て、見て!面白いから」と

ボールを覗いたら、いきなりピューと夫の顔に水がかかって、2人で大笑いした。

 あさりはとても元気で、面白くて出た口を指で触っていたら、すぐひっこめる

あさりと、水をピュッ―と吹きだすのもいた。同じあさりで、大人しいのと

元気なのもいるのだと興味深かったが、あさりはお昼の味噌汁にするもりだが

まだ生きているのをそのまま食べるのだと思った。

 私はピクピク動くような生き作りなど絶対食べられない。でも、考えたらあさり

は生きたまま食べてもあまり抵抗感はない。動物も植物もみんな命がある、その

命を私達毎日頂いている。大昔淡路島の断断食道場に行き、お土産に明石の鯛を

勧められた。お店に連れていかれ、大きな水槽から出した、ピチピチと跳ねる

鯛をまな板の上で包丁でグサッと差したのを見た私は、真っ青になり気分が

悪くなった。小さくてもあさりは生きているのだ、みそ汁にしたあさりはとても

美味しかったが、心の中で「ゴメンね」と言いながら頂いた。

 これからはもっと食材に感謝しなければ、そして、無駄にしないようにと

改めて思った。

コメント
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