その頃私はある週刊誌を読んで「唾液は発がん物質の毒消し作用がある」と
書かれている「同志社大学西岡教授」の記事に大変興味を持った。
どうしてもその西岡教授に直接お話を伺いたくて、京都在住の知人を通して
先生にアポイントとった。そして大学へ伺い西岡教授から「唾液について」
直接ご教示頂いた。余談だがその日先生が誘って下さって、学生さん達と京都料理
のランチをご一緒したのも楽しい思い出だ。その頃西岡教授は食品添加物について
研究されていて、その後しばらく先生と交流があり、私はその大きな影響を受けた。
そのため食品添加物の弊害について学習し、未来への不安感を募らせていた。
ノートによると私がその時代私が読んだ本は「疑惑の食生活」講談社
「食害、これで良いのか子ども達の未来」合同出版、「食品添加物」ヘルスライ
ブラリー社などで、食品添加物の恐ろしさは、すでにかなり熟知していた。

食材にもいろいろなものがが沢山入っているので、選ぶことはできいないが
せめてできあいに多く含まれる添加物の害を防ぐため、我が家は惣菜や、お弁当
(その頃はあまりなかったが)などまったく食べず、ほとんど手づくりの食生活
だった。例えば防腐剤、着色料など、それらがたとえ国で定めた安全基準内であっても
いろいろな加工食品を食べ続けると、いつの間にか膨大な量になり、長年にわたり体内
に蓄積される。現在は、半年間見た目も弾力も全く変わらなかったおはぎ、2か月間
食べられるパン、1週間以上腐らなかったおにぎり、見た目は3カ月間変化なかった
ハンバーグやポテトなどなど。昔から思ううと考えられないほど長持ちする食品が
多く、それらがその証明ではないだろうか?もしも日常的にそんな食生活を送って
いたとしたら・・・30年後の子供達の今の健康状態は?それが結果となって表れて
いるのは確かな事実であるのは否定できない。

無論環境汚染の影響もあるだろうが、二人に一人がガンになる、昔はなかった
アトピー、増えている不妊症、男性の無精子症など。そんな症状が、現在では数え
切れないほどある。素人の私でもやはり毎日食べる食生活に、その大きな原因が
あるような気がしてならない。忙しい現在は、手軽で簡単、便利、比較的安い
など、大変利便性のある「できあいのお惣菜、お弁当、おにぎり、ハンバーグ」
などを食べている人が多い。私は滅多に食べないが、付き合いで食べることがあり
その食品添加物種類の多さを確認すると、背筋が寒くなる。

大変手間も時間もかかるが、私はそんな意味でも手づくりの家庭料理をお勧め
したい。私が高齢なのに、同世代の友人達の誰より健康で、若々しいのは
「長年の食生活」が基本だと、胸を張って言える事実だ。
私は「家庭料理は家族や自分への思いやりと愛」ではないかと思っている。
そのため、これからもできる限り、時間や手間がかかっても、手づくりの食事を
続けていくつもりでいる。
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