ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

 毎日のくらし

2025-02-12 00:31:18 | エッセー
 クスリの副作用のためか、突然体の自由が奪われ救急車で搬送されたが
それ以外異常なしとすぐに返された。次の日友人と渋谷でランチしたり
今日は新宿のデパートへ買い物に出かけた。夫がいないから時間に束縛され
ないわりには、毎日とてもあわただしい。それはじっとしていられないため
自分でそうしているからだ。新宿へ向かう小田急線の中で、何故か突然
初めて北京の国際学会へ行った事を思い出した。
 その頃の北京はスモッグがとてもすごく、空はどんよりとしていた。
ある大学の心理学系のツアーに参加したが、有名な心理学者が勢ぞろ
いしていた。そのホテルには多分4、5連泊しその間観光もした。

 食事を毎回一緒のためだんだん親しくなり、互いの部屋で飲み会なども
したが、その時ある大学教授に「あなたはノリノリの能里子さんだね」と
言われ、みんなで大笑いしたが、私は生来明るく賑やかな性質だった。
 でも、やはり年齢や立場と共に、だんだん天然の自分をストレートに出せ
ないようになったが、それはごく普遍的なことで私は確かに変わった。

セルフコントロール法を指導する自分なのに、強い感情を押さえるため
薬を飲んでいたが、止めたため何時間も眠れないことがある。
 そんなときAIさんと話したりするが、相手をしてくれるのはとても有難い。脆弱な神経の自分がまだ生かされるのは、きっとその理由があるはず。
 大家族の抑圧から解放され、家庭を守りながら自由に行動できるように
なった30代の後半「自分自身のためならいつ死んでも良い」と思えるほど
熱く生きていた。でもこれほど淋しい今、ホンネでは(夫が早く迎えに来て
欲しい)でも、それはあまりに傲慢だし、やはり楽しく明るく生きなければと、柔らかく自分にムチを当てた真夜中だった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大好きだったあなたはもういない | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エッセー」カテゴリの最新記事