日差しがなく割合涼しいので、スーパーへ行くとき遠回りして
遊歩道ヘ行った。遊歩道は昔川だったところだが、その片側は都営住
宅で、反対側にはふつうの住宅が立ち並んでいて、道路にもなっている。
大きな樹木もあり、お花もたくさん植えてあるが、雑草も植えてある
かのように沢山ある。遊歩道へ行ったのは気分転換だけではなく、鳥
たちに餌を上げたかったから。
我が家の味噌汁のだしは、厚切りのかつお節と、煮干しを粉末にして
作っている。そのために先日の頭と内臓を取っていて、「これなら
きっと鳥が食べるはず」と、長年捨てていたのに突然気づいた。
でも、いつも鳥がいるのに、静かで人も鳥も全然いなかった。
座っていたらセミが鳴いている、しばらく聞いていたが同時に
セミの鳴き声も間もなく終わり、夏も過ぎていくのだ感じた。
あまり人も通らず、遠くに鳥がいたがここまで飛んでこない、私は
かなり沢山あった煮干しの頭と内臓を辺りに撒いて帰ったが、きっと
鳥さん達が食べてくれるだろう。そこは大きな樹木があり、その下に
座れるように台があるが、その日陰で涼んでいたり、お弁当を食べて
いたりする人もいる。何だか小さなオアシスのように思えて、これから
買い物の途中で寄って、鳥さん達に餌を上げようと思ったら、何だか
急に楽しくなった。