2月3日に続き、マエストロにハイドン作曲オラトリオ「四季」『秋・冬』の6曲をご指導いただきました。
予想通り「秋」の練習に時間がかかりましたが、無事「秋」「冬」歌い終えることができ感激です。
この素晴らしい曲を2か月半後の本番に向け完成させましょう!
Der Herbst(秋)
No.20 Terzett mit Chor(三重唱と合唱)
「こんなにも自然は勤労に報いたもう」
★この曲は自然の恵みを感じる明るい曲であることを忘れない➡明るい表情で歌う!!
- バス始まりの「O Fleiβ」ソ音「O」しっかり出して!「O」は全体的に短く歌う。
- 101小節ソプラノ高いソ音「von」明るく、高目に。
- 155ページ、テノール145小節からメロディなのでメロディラインが判るようにしっかり歌う!
- 全体として裏拍から入る時に皆さん遅れます、気を付けて!!例えば158小節アルト&テノール「von dir kommt」など。
- 158ページテノール、176小節からのメロディーしっかり歌って!
- 176小節からバス、ソ音で長く伸ばすところはオルガンポイントと言って意思をもってしっかり伸ばす。
- 「Fleiβ」の言葉➡「F」と「L」の間に「ウ」は絶対に入れない。
- 163ページのスフォルツァンド箇所、とてもしっかりアクセントを付けて歌う事。
- 最後の「Heil」の語尾を小節内にしまう、決してはみ出さないで!
No.26 Chor (合唱/村人と狩人たち)
Hört,hört das laute Getön 「聞け、この大きなざわめき」
★とても早口でドイツ語をしゃべるので、名詞は特に大事にし、接続詞など省くところは省いて、テンポに乗って歌う事がとても大切です!言う、言わない箇所を分けてしっかり練習してください。
- 始まりの男声合唱、8小節バス&9小節テノール「hört das laute Getön」の「hört」で「t」は言わない。「das」は短く、「laute Getön」を大事に。
- 11小節テノール「im」言わない。
- 14小節テノール「klinget」の「kl」は前に出して早めに言わないと間に合わない。
- 21小節からの女声合唱「ein」は「n」を言わない。「lautes」しっかり。
- 24小節「durchklingt」の「kl」は小節線より前に出してしゃべる。「Wald」は大事に。
- 30小節「ist」長く伸ばさない。
- 35小節からのフレーズはリズミカルに一拍目に重さを持ち、あとは軽く歌う、八分音符全てを同じ強さで歌わない。
- 練習番号B44小節「flieht」の「fl」は前に出して歌う。
- 49小節「und」の「d」は言わない。
- 53小節始まりの休符は指揮棒を必ず見て!見ないと女声、男声とも「Er fliet」の出だしが遅れる。
- 58小節男声、「streckt」の「st」を前に出して歌い、長く伸ばさない。
- 61小節、全パート「rennen」の「nen」は言わない。
- 狩りの音楽なので65小節から四分音符弾んで歌う。
- 76小節からの3声、「Da bricht」は「Da」と「bricht」を続けて言う。「bricht」の「bri」を前に出して言う感じで。「er」の「r」は言わない。
- 78小節「her」の「r」は巻かずに「ア」と発音
- 81小節「Feld」の「Fl」を前に出して言う。
- 195ページの男声合唱は最も難しい部分なのでしっかり練習してください。
- 練習番号Eの男声合唱部分、名刺をはっきり言う。
- 121小節、「Mit」の「t」は言わない。
- 123小節バス、「Eifer stürzet」遅れない。
- 133小節からの女声合唱、「seinen」「Feiden」語尾を重くしないで!
- 147小節男声合唱「des」いらないくらいです。
- 149小節「lied」短く。
- 150小節バス、タイがついた音符を長く感じすぎているので、遅れる。「freudigen」等修正してください!
- 203小節、タイがついた音符「freidigen」の「digen」とか「Jäger」の「ger」など後の動き出し遅れない様に。
- 200小節ソプラノ高いㇻ音、もう少し高めに取ると美しくなる。
No.28 Chor (合唱) Juhhe,juhhe! dir Wein ist da
「万歳、万歳、ぶどう酒だ」
★基本的にビールを飲んで楽しくやろうぜ!と言う歌なのです。明るく楽しさが欲しい。今日の練習で出来ない箇所がはっきりしました。練習番号G&Hの練習を重点的に行ってください!
- 208ページのスフォルツァンド、楽し気にお酒を飲んだ時のしゃっくりのような感じに歌う。
- 練習番号Dからの女声合唱、フレーズはリズミカルに一拍目に重さを持ち、あとは軽く歌う、八分音符全てを同じ強さで歌わない。
- 練習番号Eからの男声合唱も女声と同じく。110小節「und」を言わない。111小節「springen」115小節「fliegen」をだいぶ前から言い、言えると飛び跳ねた感じになり、言葉通りの意味になる。
- 「Heisa!hopsa」一拍目をジャンプするように歌う。
- 126小節「Brüder」前に出して「Br」言う。
- 129小節「uns」の「s」言わない。
- 136小節「tanzen」もっと言う。
- 137小節男声合唱「Die Becher」の「Die」は軽く、「Becher」は大事な言葉、しっかり。
- 142小節アルト、「fröhlich」は早めにしゃべって。「fr」を前に出す。
- 150小節「schrei'n」の「sch 」は前に出す。
- 練習番号Gの「Jauchzet」は擬音のようなもので言葉と音の表現が一致しています。はっきり擬音として歌ってほしい。
- 159小節からのフレーズはテノールがメロディです。リズム難しいのでしっかり練習してください。
- 166小節テノールテノール頭の音、言葉だけ聞こえる様に後ろを押さない。
- 練習番号Iはお酒で大騒ぎな感じになりたい。アルファベットの多い言葉「verscheucht」「tausentfachem 」でなどで遅れるので練習して!
- 203小節「fröhlich」の「fr」は前に出す。
Der Winter(冬)
No.34 Lied mit Chor(Hanne)
kunurre schnurre,knurre,schnurre,Rädchen「くるくる回れ」(糸車の歌)
- 練習番号C、「rein」「Freier」など、しっかり「R」を巻く
- 休符で休憩しない事
- 練習番号D、「Auβen」は早めに出る。
- 83小節「fleiβig」早めに出て「fl」は前に出す!
- 86小節「Freier」の「Fr」も前に出す。
- 89小節「Freier」も思い切って前に出して歌う。語尾の一拍半は長めに。
No.36 Lied mit Chor(Hanne)
Ein Mdchen,das auf Ehre hield「ある時、名誉を重んずる娘が」
- 練習番号Aの18小節「nein」ソプラノのド音、高めに取って。
- 練習番号Dはそれまでよりテンポ早め、指揮を見て前向きに元気よく。
No.39 Terzett und Doppelchor
Dann bricht der groβe Morgen an 「それから、大いなる朝が」
★Coro1,2は並びをお知らせし3月9日練習時から分けて練習します。両方歌えるように準備ください。
- 裏拍から出る場合、必ず指揮を見て、遅れないように。
- 45小節「Frieden」の「Fr」前に出して。
- フォルテ、ピアノなどのダイナミクスを把握する事。
- 61小節目に「Frühling 春」の言葉が登場する。この項は「冬」なので「ew'ger Frühling」=[永遠の春]の言葉はとても喜ばしい。曲調の変化と共に明るく春を感じて喜んで歌う。
次回2月24日(日)はサンアゼリア企画展示室で午後1時半から3時間のマエストロ稽古です。ハイドン作曲四季「春」から全体の4分の3をご指導の予定です。どこまで進めるかメンバーの出来次第。2月9日指摘のあった「秋」28番の練習番号G&Hの練習を重点的に行い、マエストロ稽古に臨んでください!!