本日はマエストロ練習でした。
フォーレ『レクイエム』
1番“Introit&Kyrie”
◎P(ピアノ)の音色は。支えのある気合いのある音にする。高く明るい音程にする。
〇最初の出だしは、鼓動が中にあるように歌う。音を保持し隙間のないように歌う。
○セカンドテノール、ラの音はかなり明るく歌う。
〇練習記号Aのクレシェンドは、“perpetua(永遠に)”向かって語尾は2拍しっかり伸ばす。
○練習記号Bは慈愛に満ちたPPにする。3小節目からのPPPは音程に気をつける。
○テノール。パートソロ練習記号D1小節目前からクレッシェンドしてfにし、36小節までfを維持する。
○練習記号Eからのクレッシェンドとディミネンドは大げさに行う。4拍目の頭のダイナミクスは変えずに急激にクレッシェンドやディミネンドをする。
○練習記号G3小節目から“Kyrie Kyrie”はつなげて歌う。ラの音に気をつけて歌う。
○最後の3小節レの音は、もやっとならないように歌う。
2番“Offertoire”
○出だしのアルトは準備を伴奏の間に前もってしっかりしてから歌い出す。もっと元気にもやっと歌い出さない。
○25小節のクレッシェンドはとても大切。
○78小節からはPPで歌いだし小さいまま練習記号Jまで歌っていき3拍目からクレッシェンドして次の小節まででfにする。
○練習記号Kもdolce sempreでPPさらにPPPにする。92小節はクレッシェンドはしない。
○93小節目トップテノールのミの音は高めに上がる。
デュルフレ『レクイエム』
1番“Introit”
◎フォーレのレクイエムと比べるとオーケストラの編成も大きくダイナミクスの幅が大きいことを頭に入れて歌う。
○出だしの男声のユニゾンは明るく高めに、そして1つ1つの音程の幅を広げて歌う。準備をしっかりしてから歌い出す。
○女声の出だしの“a”ははっきりとした「ア」で歌う。P3最初のmpは宗教的な感情、喜びを盛り上げて歌う。
〇練習番号2の4小節目はレ.ファ.ラは神の調。ここでクレッシェンドしてmfにする。このmfはとても大切。男声は8分音符で動くがテンポが速くならないようにする。
○P52段目、“Poco ced”は“Poco rit”。“Jerusalem”という言葉にリタルダンドがある。
○P6のアルトの音程は、音の幅を広く取る。
○練習番号73小節目からのソプラノとテノールは、オーケストラが主役で合唱はオブリガート。明るい音程で歌う。練習番号8のmfは突然強くなる。
2番“Kyrie”
○出だしの部分は、つぶやくように歌う。3拍目からタイで小節線を越える部分ははっきりと入る。
○練習番号11の3小節目からの“Poco cresc.”は練習番号12のmfまで少しずつクレッシェンドしていく。P12の2小節目は“dim”まではmfで歌う。
○練習番号13、テンポが速くなった2分音符で切るので少し短くなる。指揮を見てほしいポイントの1つ。
○2小節目のアルトの出だしは、もう1度Pにして歌い始める。
○P13、4小節目と、3段目の2小節目の“dim”は短調に傾きメランコリーに陰りがあるように暗く歌う。
○P14,女声の“Christe”は“i”の母音が聞こえるように“イ”で伸ばす。
○練習番号17、1小節前の“eleison”の“son”付点2分音符は強いffのまま伸ばして切る。
3番“Domine Jesu Christe”
○練習番号24から音の確認をしました。ハーモニーも難しいので個々に練習が必要なところの1つです。
○練習番号25の2小節目、ミステリアスに歌う。
○P20から“eas”は短めに切り、次の音に入る。
○練習番号26はfは1つ、練習番号28からはff、練習番号31からfffになる。そのことを理解してダイナミクスを考えて歌う。
○練習番号27の4小節目、練習番号29の4小節目に“dim”があることを忘れないようにする。
○練習番号37、出を待たないで明るい響きでナチュラルに入る。後ろに“dim”があるので、少し大きめに入る。
4番“Sanctus”
○一通り歌いましたが、音が不確かなところも見られたので、各自で復習し、次回の練習に参加してして下さい。
次回は1月11日(土)午後1時半から
サンアゼリア企画展示室での
マエストロ練習です。
1時半には声出しとなりますので遅刻の無いようにご参加ください。