朝早く、家族揃って式場に向いましたが、車の中でもいつもと変わらない時間が流れていました。
いっちゃんさんは、娘とのバージンロードのリハーサルへ・・・。
きっと、私が思う以上にいろいろな想いを胸に秘めて、向ったバージンロード。
結婚式のスタート♪
みんなに「きっと泣くよ」って言われて、意地でも笑って送り出してあげようと思ったようです。
「これからはまかせたから」
そう言って力強く、彼に娘を手渡しました。
教会での神聖な結婚式。
教会ではずっと笑顔でいられたのですが、披露宴で二人が入場した時は、思わず泣きそうになりました。
初めての幼稚園の運動会で、入場行進を見た時も、初めての卒園式もこんな感じだったように思います。
お色直しはサプライズで弟達がエスコートしました。
姉思いの弟達。
今度は真っ赤なドレスで・・・。
たくさんの人に祝福されて、本当に良い結婚式でした。
最後の娘からの手紙は、胸に伝わってくるものがいっぱいで、ちょっとうるうるしてしまいました。
「お母さんみたいなお母さんになりたい」
「お母さんが大好きなお父さんが大好き」
そう言ってくれる娘が私達の宝物です。
貴女が私達の娘に生まれてくれて本当にありがとう。
お嫁に行っても、私達の娘には変わりありません。
結婚式の日は、無事に終わるように・・・
そう思いながら過ごしたせいか、終わった後はホッとした気分で過ごしました。
式の後、自宅まで娘達を送り、その後二次会の場所まで二人を送り、いつものように別れて・・・。
本当に淋しかったのは次の日だったような気がします。
今までいた娘の場所には誰もいなくて、家の中もひとつ灯りが消えたような・・・。
今にもいつものように笑顔であらわれそうなのに、何処にもいなくて・・・。
女の子が一人居なくなるというのは、これ程違うものなのですね。
毎週日曜は、彼も一緒に晩御飯を食べるのが1年以上日課になっていたので、いつも時間になっても帰ってこない二人がいて・・・。
これからは違う場所に帰って行くのだと改めて感じて、淋しさを実感して・・・。
それは、いっちゃんさんも同じようで、どこか淋しげで、手持ち無沙汰で、それがばれるのが照れくさくて、ごまかして・・・。
それは次男も同じなのですが、よく気のつく息子は
「お父さんもお母さんも息子2人になって、淋しそうやから、毎日とは言わないから、何気なく電話してあげて。
そして、1カ月に1回は帰ってきてあげて。」
そう娘に電話したそうです。
私は私で、次男が淋しそうなので、
「時々メールしてあげて。」と娘に言ったのですが・・・。
今はまだいろんな想いが交差していて、嬉しい半面、淋しさもあります。
それでも私は、いつでも電話で、話すことも出来ます。
用がなければかけちゃいけないと思っている男性陣は、本当に淋しそうです。
(またフォローしなくっちゃね。)
でも、何より娘の幸せが一番です。
彼の愛情に包まれて微笑んでいる娘が、一番綺麗です。
どうか幸せに・・・。