<11月24日の誕生花>
ガマズミ
・吸葛(すいかずら)科
・学名 : Viburnum dilatatum
Viburnum = ガマズミ属
dilatatum = 拡張した、拡大した
(花序の形が拡がった)
・原産地 : 温帯、亜熱帯
・別名 : ヨソゾメ、ヨツズミ (特に関東地方)
・英名 : Arrow wood
<花言葉>
愛は死より強し、結合、私を見て、無視したら私は死にます
今日の誕生花のガマズミは、
6月22日の誕生花でもあります。
花色は白です。
小さい花が、たくさん密集して咲きます。
開花時期は、5月頃~6月頃です。
9~10月頃に赤い実をつけます。
この果実は甘酸っぱく、果実酒などに使われます。
また、お猿さんの好物のようです。
生で食べるならば、11月頃に採取すると良いそうです。
また、寒くなるにつれて酸味が抜けるようです。
霜の降りる頃から徐々に甘くなり、
実自体も透明感を増してくるとか。
名前の由来は、いくつかあるようです。
「ガマ」は、昔、ガマズミの幹や枝を、
鍬(くわ)の柄に使っていたことの流れのようです。
「ズミ」は「染」で、赤い果実が、染料の原料として
使われていたらしいということから「ゾメ」。
「ガマ」+「ゾメ」 → 「ガマゾメ」 → 「ガマズミ」
というのがあります。
「莢迷」という文字は、もともとこの種の中国名です。
「キョウメイ」→「カメ」→「カマ」→「ガマ」と変化し、
ズミは「酸っぱい実」=「酸実」=「ズミ」で、
それが一緒になったものだとか。
また、「神の実」がそのままなまって「ガマズミ」になったとも。
地方によって呼び名も異なりますので、
どこから来た言葉が元になり、
一般的に「ガマズミ」と呼ばれるようになったのかは、
ハッキリしません。
小さくて可憐な白い花をつけ、
秋から冬にかけては、美しい赤い実をつけるガマズミ。
植物自体は、特に奇異ではないように思います。
それが何故、このような、
ちょっと不思議な名前で呼ばれるようになったのでしょう?