アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

パンジー

2006年05月25日 | 誕生花
   

<5月25日の誕生花>
  パンジー
   ・菫(すみれ)科
   ・学名 : Viola × wittrockiana
         Viola = スミレ属
         wittrockiana = 採集者「ウィトロック」さんの
   ・原産地 : ヨーロッパまたはアジア西部
   ・別名 : 三色菫(さんしきすみれ)

<花言葉>
  思慮深い、平穏、私を想ってください、物想い、
  純愛、心の平和、思想、思案する、思い出、
  記念品、私はあなたを想う

今日の誕生花、パンジーの
花色は、青、紫、赤、桃、黄、橙、肉色
と多彩です。

パンジーは、ヨーロッパ原産の野生スミレを
交配してつくられた園芸種です。

ヨーロッパでは「天使に愛された花」として
親しまれています。
古くから、愛する人に贈る花としても知られています。

「パンジー」は「思考」を意味するフランス語の
「pansee(パンセ)」から名付けられました。
つぼみが下を向く形が、まるで人が頭を垂れ
物思う姿に似ているところから命名されたようです。

似ている品種に「ビオラ」があります。
花の直径が3~5センチ以上のものを「パンジー」、
それより小さいものを「ビオラ」と呼びます。

「ビオラ」の名は、属名「Viola」から来ています。

パンジーもビオラも寒さには強く、
秋から翌春にかけて長く咲き続けて、
私たちの目を楽しませてくれますね。

ショパンのワルツ

2006年05月24日 | 音楽
久しぶりに、ショパンのワルツ全曲を聴きました。
わが家では、ワルツもマズルカも、
ピアニストはアシュケナージ。

私が弾いたことがあるのは12番のみです。
3年前の今頃は、この曲を弾いていました。

ショパンの音楽を聴いていると、
「もっとスケールを頑張らなくちゃ!」
と思ってしまいます。

なめらかなスケールは、それだけで素敵ですよね♪

ヘリオトロープ

2006年05月24日 | 誕生花
   

<5月24日の誕生花>
  ヘリオトロープ
   ・ムラサキ科
   ・学名 : Heliotropium peruvianum
         Heliotropium = ヘリオトロピウム属
         ギリシャ語で「太陽に向かう」が語源。
   ・原産地 : ペルー、チリ、エクアドル(南米)
   ・和名 : 木立ち瑠璃草(きだちるりそう)、
        ニオイムラサキ
   ・別名 : 香水草
   ・英名 : Heliotrope

<花言葉>
  献身的な愛、愛よ永遠なれ、永久の愛、熱望

今日の誕生花、ヘリオトロープの
花色は、紫の淡濃、または白です。

花にバニラ香のある「コモンヘリオトロープ」と、
園芸品種として香りの少ない「ビッグヘリオトロープ」
があります。

園芸店で流通しているのは、香りの少ない
ビッグヘリオトロープのようです。

世界中の温帯から熱帯地方に、約250種が分布しています。
ひとくちにヘリオトロープと言っても、
草花だったり、低木だったり。

香りがあることから、香水にも使われています。
日本に初めて入ってきた香水が、
このヘリオトロープだと言われています。

この花は、ガーデンの彩りに留まらず、
切花やドライフラワーにも適しているため、
ポプリやピロー、サシェ、タッジーマッジーにも使われます。

日本では、明治の中頃には栽培されていたらしい。
夏目漱石著の『三四郎』に出てきますね。
切なさが漂ってきそうです……。

テンプレートの編集 (12)

2006年05月24日 | テンプレート
 
今年の5月は、なかなか太陽に会えません…。
ちょっと寂しいです。
もう少し日の光が欲しいですよね。

5月ももう下旬。
カラリとした晴れの日があまりないまま、
このまま梅雨に突入してしまいそうな…?

やや遅めかもしれませんが、
水芭蕉にしてみました。

水芭蕉というと、まず思い出すのが「夏の思い出」。
江間章子さん作詞、中田喜直さん作曲の、あの歌です。

 ♪ 夏がくれば 思い出す
   はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
   霧のなかに うかびくる
   やさしい影 野の小径(こみち)
   水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
   夢見て咲いている水のほとり
   石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
   はるかな尾瀬 遠い空


イメージとしては「夏の花」ですが、
本当は、もう少し早く咲くお花なのです。
尾瀬でも、水芭蕉は「春の花」になっています。

ピアニスト養成アームカバー

2006年05月23日 | 雑記
先日から痛めている私の右手。
原因は冷えでした。

気候が暖かくなって、
水がぬるくなり、気もゆるみ、
手首周辺が痛くなった・・・という経過でした。

ピアノの先生に指摘されてからは、
特に、肩から手の先までを冷やさないように、
極力長袖の洋服は長袖のまま着用し、
手首はアームバンドで保温。
時として、ストールを肩からすっぽりです。
(重装備だわ~・・苦笑)

友人との会話の中で、私の手の話題から発展して、
「(事務用)腕カバーなんかいいんじゃない?」
というような言葉が出てきました。

それも、カバーに鉛の重石などを組み込んで、
名付けて「ピアニスト養成アームカバー」
これならば、保温と筋力アップの一石二鳥!

ここから先は、テレビ通販のノリにもなりそうな…。

なんと、今なら、
ブラック、オフホワイト、サーモンピンク
3色セットでお届け!
お値段、据え置き!
ご購入の方には、同色のアームバンドもプレゼント~!!


・・とか何とか。。。<(_ _)>

アホらしかったのですが、可笑しかったので、
こちらに書いてみました♪



おかげさまで・・
私の右手首は、かなり回復いたしました。
まだ手首周辺には痛みが残っているのですが、
日常生活とピアノを弾くことに関しては、
ほとんど支障がありません。

ただ、まだ完治したわけではないので、
もうしばらくは、過保護気味にしておきます。

皆さま・・
ご心配、励まし、お見舞い、その他いろいろ、
本当にありがとう

いぶし銀

2006年05月23日 | 音楽
いぶし銀
これは、ブラームス作品を表現するときに、
よく使われる言葉だと思います。

キラキラとした華やかさではなく、
土台がしっかりしていて、
それと共にハーモニーが流れていく…。

ブラームス作品は、
演奏して初めて味わえる楽しみがあります。
これは、ピアノに限らないと思います。

重厚
この言葉も、ブラームスを表現するときに、
よく使われると思います。

確かに、全般的に、音の重なりは重厚でしょう。
でも、その音の数ほどは重く感じないのです。
そこは、いつも不思議に思うところです。

ワルツ(作品39)の場合、
左右の手が同じ音を鳴らしていることが多いため、
実際の音の数よりも
「やや軽く」聞こえるのかもしれません。
相反するのですが、高さの違う同じ音が鳴るので、
厚みが増すことにもなるのでしょう。

心に染みる音が多いように感じます。
人によっては、もしくは、時として、
心に入ってくるのが「重い」と感じるかもしれません。

ブラームス作品には、つい耳を傾けてしまうので、
「BGMに向かない」と言う人もいたりします。

ブラームスの音楽は、そういう音楽なのだと思います。

カラー

2006年05月23日 | 誕生花
   

<5月23日の誕生花>
  カラー
   ・里芋(さといも)科
   ・学名 : Zantedeschia aethiopica
         Zantedeschia = オランダカイウ属
         aethiopica = エチオピアの
   ・原産地 : 南アフリカ (江戸末期にオランダから渡来)
   ・別名 : オランダカイウ(和蘭海芋)、
        海芋(かいう)、ナイルの百合

<花言葉>
  乙女のしとやかさ、乙女の清らかさ、すばらしい美、
  夢のように美しい、愛情、歓喜、熱血

今日の誕生花、カラーの
花色は、紫紅、桃、白、黄、橙などがあります。

花はメガホン状のところではなく、
内側中心部の黄色い棒部分です。
メガホン状の部分が、中の花を守っているのです。

湿地性と畑地性の両方があります。
スタンダードな白いカラーが湿地性で、
少し黄色っぽいカラーが畑地性とか。

また、湿地性のカラーは切り花に、
畑地性のカラーは鉢植えに適しています。

神聖なイメージがあるため、
結婚式やお葬式に使われることも多いです。

最近のピアノ練習風景

2006年05月22日 | ピアノ全般
痛めている右手。
冷えが原因らしいということがわかってからは、
極力冷やさないように気を付けてきました。
その甲斐あって、痛みはかなりなくなりました。
まだ少し傷みますが、力は十分に入ります。

ただ、あと一歩のところで無理をして、
別なところに影響を及ぼしてもマズイので、
もう少しガマンしていようと思います。

ピアノは、弾かないわけにもいなかいので、
それなりに弾いています。

ハノンは指慣らし程度。
ピシュナは左手のみ。
ブラームスのエチュードは、ゆっくりと。

曲は、気になるところを中心に弾いています。
ワルツ第4番で1箇所だけリズムの崩れがあり、
そこがまだきちんとなっていません。
ちょっと気を緩めると、
元の悪いリズムになってしまいます…。
そこは、右手が無理しなくても大丈夫なので、
今のうちに、きちんとリズムを刻めるようにしたいです。

通しで曲を10回弾いて、
10回とも同じように弾くことが、
まだできません…。
ただ、指が滑るところや、タッチが崩れるところは、
ほぼ決まっているので、
そのような箇所をピックアップして、
部分的に集中練習しておこうと思います。

4曲通しての練習も必要ですが、
まだ右手が万全ではないので、
1日2~3回に留めています。

本番が近づいてきて、
ちょっと緊張感を覚えています。
(ちょっと早すぎ!?・・汗)

フクシア

2006年05月22日 | 誕生花
   

<5月22日の誕生花>
  フクシア
   ・赤花(あかばな)科
   ・学名 : Fuchsia hybrida
         Fuchsia = フクシア属
         hybrida = 雑種の
   ・原産地 : 熱帯アメリカ
   ・別名 : ホクシャ(読み方の違い)、
        釣浮草(つりうきそう)
   ・英名 : fuchsia

<花言葉>
  交友、激しい心、好みの良さ、センスの良さ、上品な趣味、
  恋の予感、あたたかい心、信頼、信頼した愛、好み

今日の誕生花、フクシアは、
5月2日の誕生花でもあります。
花色は、白、桃、紅、紅紫です。

開花時期は、6月頃~9月頃。

花は下向きに咲きます。
目立つのがガクの部分で、見事な赤が多いようです。
他に、ピンクや白があります。
そして花弁は、紫、ピンク、白です。

フクシアには、何千種とも言われる種類があり、
その姿形も多彩です。
どれも下向きに咲くのが基本です。



日本では「フクシア」または
「ホクシャ」とか「ツリウキソウ」と呼ばれているこのお花。

ヨーロッパ大陸(オランダおよびドイツ)では「フクシア」、
英語圏では「フューシア」と発音されています。

特にイギリスでは、耳飾りのような花の姿から
「イヤー・ドロップ (ear drop)」や
「淑女のイヤリング (Lady's eardrops)」などの
別名でも親しみを込めて呼ばれています。

「フクシア」は、宣教師であり植物学者であったフランス人の
チャールズ・プルミエ (Charles Plumier) 氏が、
ヒスパニオラ島(現在のドミニカ共和国)で発見しました。

チャールズ・プルミエ氏は、
この植物 (Fuchsia triphylla flore coccinea) を
発見した時より100年以上前に亡くなった
レオナルド・フックス (Leonhart Fuchs) 氏にちなんで
「Fuchsia」と命名しました。

このチャールズ・プルミエさん。
「ベゴニア」や「マグノリア」「ロベリア」の
名付け親でもあるのです。

なお、レオナルド・フックス氏は、16世紀前半、
チュービンゲン大学医学部教授を務めた医師であり、
また植物学者でもありました。
この時代は、医学と植物学が密接な関係がありました。
現代でも、薬草の観点から植物を見ていたりもしますよね。

ヒエンソウ (飛燕草)

2006年05月21日 | 誕生花
   

<5月21日の誕生花>
  ヒエンソウ
   ・金鳳花(きんぽうげ)科
   ・学名 : Delphinium ajacis
         Delphinium = デルフィニウム属
         ajacis = ギリシャの英雄 Ajax の
        Consolida ambigua
   ・原産地 : 北アメリカ、南ヨーロッパ
   ・和名 : 千鳥草(ちどりそう)、
        デルフィニウム、ラークスパー

<花言葉>
  清明、高貴、尊大、軽快、信頼、慈悲、忍耐 温和、
  正義、自由、浮気、気まぐれ、移り気、野の喜び

今日の誕生花のヒエンソウは、
4月19日の誕生花でもあります。

ヒエンソウの中でも・・
ラークスパーと呼ばれる花は、
青、藤、赤桃、白など色は多彩で八重もあります。
デルフィニウムと呼ばれる花は、
青紫色の5弁花です。

「ラークスパー」の「ラーク(lark)」は
「ひばり」という意味です。

かつてはラークスパー
デルフィニウム属に分類されていましたが、
形態が少し異なるため、現在ではコンソリダ属
扱われています。
そのため、分類その他が一部紛らわしくなっています。

もともとのデルフィニウムオオヒエンソウ(大飛燕草)と
呼ばれているような?

Delphinium は、つぼみの形がイルカ(ドルフィン)
に似ていることから、名付けられたようです。
(ギリシャ語では "delphin")



セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)と呼ばれている花は、
中国原産で、明治時代の帰化植物のようです。
東京エリア中心に咲いており、他エリアへは
ほとんど広がっていないようです。
今は、東京とその近郊に野生化している植物のようです。
ずっと一定地域にのみ生息しているというのは、
帰化植物としては珍しい部類です。

「ヒエンソウ」という名前の由来の通り、
見る角度によっては「燕(ツバメ)」が「飛んでいる」
ようにも見えます。

「セリバヒエンソウ」の「セリバ」は、
葉の形が「芹(セリ)」に似ていることところから
「芹葉飛燕草」と名付けられています。

関東の丘陵地では多く見られるようなので、
お散歩やハイキングの際など、
ちょっと気を付けて見てみると、
案外たくさん見つかるかもしれません。