「あほリズム」
(665)
自然環境を意識すると近代文明の下で「消費」することに
「やましさ」を覚える。
たぶん昔の人は自然を「消費」しなかった。
(666)
かつてわれわれは自然の中で生きていたが、
いまやわれわれは自然を「消費」して生きている。
「あほリズム」
(665)
自然環境を意識すると近代文明の下で「消費」することに
「やましさ」を覚える。
たぶん昔の人は自然を「消費」しなかった。
(666)
かつてわれわれは自然の中で生きていたが、
いまやわれわれは自然を「消費」して生きている。
「ついにクラスター(集団感染)に発展」
4月7日に7都府県に新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事
態宣言」が発せられると、翌日からテレビはもっぱらそのニュースば
かりで、しかし私の住む広島のローカルな市では「どこの国の話か」
と思うほど何ら変わらぬ生活をしていると記すと、それが誘い水にな
ったのか、その翌日にはわが市でも7都府県からの来訪者から感染し
たと思われる初めての高齢の感染者が1人確認され、するとその翌日
にもその感染者を訪問介護するヘルパーと別の利用者の感染が確認さ
れ、そして更に次の日には、ナント、そのホームヘルパーを通じて
23名もの感染者が確認された。わずか5万人余りの市で一気に26
名もの感染者が確認され、これは東京の感染確率を凌ぐほどのクラス
ター感染で、感染者の総数はさらに増えるかもしれない。もしかした
ら私が余計な記事を記したことが疫病神の目にとまってこうなったの
ではないかと少し責任を感じたりもした。さて、人口減少に悩む中山
間地では老人介護事業が唯一の成長産業で、新しい建物が造られると
決まって介護施設である。そしてホームヘルパーは休むことのできな
い仕事で、要介護者との濃厚接触を避けることはできないので更に多
くの接触者の二次感染が怖れられる。感染は「不要不急」でないとこ
ろから拡がっている。別のニュースでは「県ではさらに濃厚接触者な
どが、およそ200人いるとみて調べている。」と言っている。湯崎
広島県知事は厚生労働省のクラスター対策班の派遣を要請した。
* * *
『三次などの感染「クラスター」か』
NHK NEWS WEB 04月12日 02時19分
広島県は三次市などに住む10代から90代の男女23人が新たに新
型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
23人は通所介護施設の利用者や訪問介護員などで、県は「クラスタ
ー」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみてさらに感染の広がりが
ないか調べています。
これは広島県の湯崎知事が12日の午前1時前から記者会見して、明
らかにしました。
それによりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認された
のは三次市などに住む10代から90代の男女23人です。このうち
三次市の70代から90代の男女17人は、いずれも今月9日に県内
で25例目に感染が確認された80代の女性が通っていた通所介護施
設の利用者だということです。
また残る6人のうち2人はいずれも25例目の女性の自宅で介護サー
ビスを行っていた訪問介護員や介護職員で、3人は同じ女性の自宅で
訪問介護を行いすでに感染が確認された別の訪問介護員の10代を含
む親族、1人はこの女性の知人だということです。
いずれの人も症状は重くないということです。
県は今回の一連のケースについて「クラスター」と呼ばれる感染者の
集団にあたると判断し、厚生労働省のクラスター対策班の派遣を要請
したということで、さらに感染の広がりがないか調べることにしてい
ます。
県内で感染が確認されたのはこれで56人です。
また、湯崎知事は記者会見で「感染者のプライバシーをネット上にさ
らすような行為が見受けられるが、このようなことは感染者の心を閉
ざして調査の妨げになっている。県民ひとりひとりの協力が感染拡大
防止につながるということを改めて申し上げたいと思う」と述べまし
た。https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20200412/4000007312.html
「わが町の新型コロナウイルス感染者数3名」
2020年4月10日現在
人口5万余りの山間の市ですでに3人の感染者が確認されました。
よその世界の話だと思っていた疫病神が一機に身近に迫って来ました。
* * *
広島県は10日、同県三次市に住む介護員の50代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。既に感染が判明している市内の80代女性2人を訪問介護しており、県はクラスター(感染者集団)が発生した可能性もあるとみている。県内の感染者は30人となった。
県によると、訪問介護を受けた2人は8日に感染が判明したAさんと、9日のPCR検査(遺伝子検査)で陽性反応が出たBさん。
50代女性はそれぞれ、3月16〜27日にAさん宅を計4回、同23日〜4月6日にBさん宅を計5回訪問。3月31日に発熱したものの症状が改善し、2人の感染が判明後、4月10日に受けた検査で感染が確認された。県はほかにも複数の高齢者を担当していたとみて、濃厚接触者の特定を急いでいる。【池田一生】ttps://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20200410k0000m040335000c.html
「広島県内のコロナウイルス感染者数 更新5名追加」
2020年4月9日現在
新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための「緊急事態宣言」
とはいったいどこの国の話か、などと前回記したら、まるでそれが誘
い水になったかのように、当地三次(みよし)にも初めて1名の感染者
が確認されました。詳しくは個人情報に触れるので報道されていませ
んが、単身者の老女で7都府県の親戚の人との接触があったようです。
さらに、それ以外の感染者も7都府県からの人との接触や往訪が確か
められています。もうこれはロックダウン(都市封鎖)しなければ地方
への拡散は避けられないと思う。「緊急事態宣言」が発せられた7都
府県からの地方出身者の地元へも往来がまったく制限されない状況の
ままであれば、日本全国が新型コロナウイルス感染のオーバーシュー
ト(爆発的患者急増)に席捲されるのは時間の問題である。ただ百歩譲
って、この災厄によって都市への一極集中が崩れ、ふたたび地方に人
が戻って来ることになれば、いや、たぶん終息すれば元の木阿弥に戻
るに違いないが、それでも行き過ぎた中央集権社会の有り方を糺す一
助になれば、甘んじてウイルス禍の洗礼くらい受けるにやぶさかでは
ない、などと言ってる場合じゃないか。
「広島県内のコロナウイルス感染者数19名 2020年4月8日現在」
東京とその隣接県では新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するた
めの「緊急事態宣言」が発令されて、ニュースはもっぱらそればかっ
りで、もちろん広島県にも感染者が確認されているが、2020年4
月8日現在で感染者19名、さすがに東京ほどの危機感を感じないで
生活しているが、それは、東京発のコロナウイルス禍一色の全国ニュ
ースと、それでもまだのんびりとした春の訪れを伝える広島ローカル
局のロケ番組との格差に如実に感じることができる。更に都市部を離
れれば、「緊急事態宣言」とはどこの国の話かと思うほど実感とかけ
離れている。もちろん、広島県の感染者もジワジワと増え始めている
が、それは海外や都市部からの帰広者がほとんどで、所謂クラスター
感染には至っていないように思う。街中はさすがにパチンコ屋の客は
減ってはいるがそれでも営業を続けているし、サウナのある温泉施設
も一部はサウナを止めているが複数の施設ではいつも通り営業してい
る。たしかにマスクは品切れだが、そもそもそれほど必要と思わない。
ただ、テレビを点ければ東京発の全国ニュースがひっきりなしにコロ
ナウイルス禍を伝えているのが不気味でしかたない。