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だらだらぼちぼち

またもや信州へ (4) 新穂高~高山

2006年08月30日 22時58分36秒 | 風景光景

8月22日、

信州3日目は、新穂高ロープウェイから空中散歩を楽しむつもりだったが、降水確率は30~40パーセントと、どうにも天気予報が思わしくない。
TVの天気予報も、ケータイサイトの天気予報も、はたまた、ホテルのロビーに設置されたPCでアクセスしたヤフー天気予報も、どの天気予報をチェックしても、当然、結果は同じ、、、、、、
それでなくても、
「新穂高ロープウェイに乗るんなら、午前中にしなさい。晴れている日でも、午後になるとガスが出やすいんで、見晴らしが悪くなるから。」
と、信州行きのベテランからアドバイスを受けていたので、
「この降水確率では無理だろう
と、一旦は、松本市内の観光に切り替えようと決め、博物館にでも行ってみようかな、
と、朝食後、ホテルの部屋でゴロゴロとフテ寝していた。

9時ごろになって、ホテルの部屋の窓から見える空が明るくなって来たので、
「もしかして天気予報が外れつつあるのかも?」
と思い、新穂高ロープウェイの天候を直接問い合わせてみたら
「先ほどまで曇っていましたが、晴れてきました。今は、山が見えています。」
と、オジサンの声がしたので、起き上がり、慌ててチェックアウト
アタフタと新穂高ロープウェイに向かった。

途中までは、上高地へ行くのと同じ道を通る。
5月に上高地へ行った時よりも、断然交通量が多い。
上高地へ行く人がクルマを置いてバスに乗り換える、沢渡(さわんど)近辺の駐車場は大賑わいだった。
5月には、道路沿いのあちこちに
「つぶれたんとちゃうか?」
と思わせる飲食店がたくさんあったのだが、今は、道路沿いにノボリはためかせて、しっかりと営業している。
夏場だけ営業するような蕎麦屋には、入る気も起きないが、夏場だけ来てしまった観光客には、そういう事は一切わからない。
一体、こういう店は美味いのだろうか?

          
11:00。

阿房峠をトンネルで真っ直ぐにブチ抜いた有料道路を過ぎると現れたのはあかんだな駐車場という地名。

関西人なら、誰でもが親密感を抱くに違いない。

沢渡を過ぎると、やや交通量が減ったものの、観光バスが多くてスピードを上げられない

新穂高温泉にさしかかって、そろそろ新穂高ロープウェイの乗り場にたどり着こうかという頃、カーナビの様子がおかしくなってきた。
さかんに、道が無い所を右折させようと指示を出してくる。
頼りのカーナビが道に迷っているのでは、なんとも心もとない。
バス停に車を止めて、この先の地図を確認。
カーナビが不調になった原因がわかった。
電話番号を入力しただけでは、ふもとのロープウェイ乗り場ではなく、山上のロープウェイ降り場の方に目的地を設定していたのだ。

空模様はというと、ここまでは中途半端な曇り空だったのだが、このあたりから、ショボショボと雨が降ってきた。

ホテルから1時間半ほどかかってロープウェイ乗り場に着いた時には、ショボショボどころの雨ではない。
それでも、山上から降りてくるロープウェイには、団体客らしいオバサン達が鈴なりになって乗っているのが見えた。
もしかしたら、地上では雨が降っていても、山上では降っていないのかも知れない?

ロープウェイの駐車場にクルマを停め、ロープウェイ乗り場に電話してみたら今朝ほどと同じオジサンの声で、
「山の上は、ガスで真っ白です。何も見えません。」
との答えが返ってきた

そうか
仕方が無い
さっきホテルから電話で問い合わせてから1時間半ほどの間に、一番行きたかった場所であるここだけが天気予報どおりの天気になってしまったのか

ワタクシの悲しみにとどめを刺すかのように、雨は、さらに強まってきた
せっかくだから、ロープウェイ乗り場の写真だけでも撮ろうかと思っても、クルマを降りて傘を差している間にズブヌレになってしまうような勢いになってきたので、デジカメ撮影も断念。

クルマに閉じこもり、昼食代わりにデイバッグに放り込んだパンをかじりながら、しばし地図とニラメッコ。
今さら松本市に戻っても時間の無駄になりそうなので、このまま高山市方面へ抜ける事にした。