同世代人に比すると拓郎熱が薄いと断言できるワタクシであるが、全編拓郎ナンバーでちりばめられた映画、『結婚しようよ』には食指が動いてしまった。
最近のJポップ系(こういう呼び方、苦手だなぁ、、、)のミュージシャンって名前をおぼえにくい。
カタカタ名前ならまだしも、なぜかアルファベット表記で名乗るから、字面を一瞥しただけではなかなか読めない事が多い。
じっくりと名前を読めばいいでしょ? と指摘されると思うが、じっくりと名前を読む気がわいてこないので、いつまでたっても覚えられないのだ。
それに比べて、どうだ?
拓郎、ジロー、しげる、陽水、等、友也、信康、和彦、修、のりひこ、高節、正三、はたまたパンダにイルカ、、、、、、、
昔のシンガーの名前の覚えやすかった事。
などとぼやいていたら、ジイサン扱いされてしまうか、、、、?
映画の登場人物の名前はアルファベット表記ではないが、どうしたわけだか覚えていられないので、役者の実名で書いておこうっと。
この映画で、中ノ森BANDのAYAKOというシンガーが、三宅裕司の次女役に抜擢されている。
この人の歌声がまた、良い
すんごく、良い
フォーライフレコード設立直後の期待の新人第一号『川村ゆうこ』の『風になりたい』は、確かほとんど売れなかったはずだが、このAYAKOがこんな風に唄ってくれたので、あの曲は、元々すんごく良いメロディーだったんだと言う事を思い知らされた。
中ノ森BANDというバンド名は聞いた事はあるが、たぶん彼女達のオリジナル曲を聴いた事は無いだろう。
申し訳ないような気がするので、ワタクシにとってこのバンド名は要ブックマークだ。
中ノ森BANDの他のメンバーも、そのまんま劇中でAYAKOのバンド仲間として登場している(後から知った、、、、ポリポリ)が、その全く演技しない姿が新鮮である。
中でも、ベースの子(名前、知らないし、今、調べる暇がないし、、、ポリポリ)のギクシャクした(演技としての)動きが微笑ましい。
松方弘樹の奥さん役の入江若葉の無垢な笑顔も、また美しい。
ただ、学生時代の回想シーンで、若かりし頃の三宅裕司や岩城滉一やモト冬樹達を演じている俳優と、現在の彼らとが全く似ていなかった。
どっか少しでも似ていれば観る方も楽なのに、面影さえも連想できないくらいに似ていなかったので、会話の流れでどれが誰の若かりし頃の姿なのかを判別するのが、大変だった。
ギターが弾けてそこそこ唄える若手俳優を集めるのに、苦労したのがうかがえる。
モト冬樹のバンダナ、、、、、良い飛び道具を持っているなぁ
最後のシーンは、一昨年のつま恋コンサート。
ライヴシーンはNHKで放送されたのと同じ物だが、この会場で、三宅祐司と真野響子夫妻がノリノリで唄っていた姿、これはコンサートとは別撮りだろうなぁ?
まさか?
スーツにスニーカー姿で押し通す三宅祐司。
その姿は、なんかブサイクだったよ、、、、、、
岩城滉一がやるんならカッコ良いのにと、けなしそうにもなったけど思い止まった。
それも、彼のルールかも知れないし。
泣かせ所もいくつか仕込んであって、何回か、ちょっとウルっと来たし。
どの登場人物よりも、
この映画一番の主役は、
やはり拓郎の歌だった