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だらだらぼちぼち

Mt. Fuji again (5)

2013年06月15日 16時32分02秒 | 風景光景

そもそもワタクシ、新幹線や飛行機の窓から眺めた時を除いて、富士山エリアには過去3回行っている。
これが「3回しか」なのか「3回も」なのかは評価の分かれるところだが、ワタクシの居住地から山中湖河口湖あたりまでははほぼ500kmもある。
500kmもあると、クルマで片道走り続けて目的地に着いても、その日は観光地巡りをする時間はあんまり残っていない。
なので、ワタクシとしては「よくも3回も」と表現したいところなのだ。

まず生まれて初めて行ったのが、中学校の時の修学旅行の団体バスで、河口湖畔のホテルに1泊した。
その時の河口湖はどんより曇っていて、富士山は姿を隠していた。
その時は、まだ幼く純真な中学生だったし、同級生達とワイワイ騒ぐ方が楽しくて、富士山が見えなくてもさほど落胆しなかった。

次は、30歳過ぎた頃に突如としてバイクに熱中してしまい、ホンダの750ccバイクで山中湖に2泊した。
今では存在しない山中湖のかんぽセンターに無理して2連泊したものの、初日は雨、2日目は曇りで、この時も富士山の姿を目撃していない。

3回目は、記憶にも新しい去年の7月
急遽隙間のできたスケジュールを使って、梅雨明け宣言を待つ暇もなく出かけた。
富士山は、場所によってだがかすかに姿を見せてくれた。
地上では曇り空に見えたのに、雲海を突き抜けて富士すばるラインの新五合目から山頂部を眺める事が出来たのは、いわゆるコペルニクス的展開を実感できて貴重な経験ができたと思う。
この去年の富士山ツアーで、富士山への憧憬は、ワタクシとしては一応の区切りを付けたつもりだったのだが。
けれども、後日、この時の写真を何度も見ていると、も一つ物足りない物を感じ出した。
7月にもなるとさすがの富士山の雪化粧も剥がれてしまう時期だったので、カレンダーなどでよく目にする富士山の姿とは少々違って美しさが控えめに感じたのも正直な感想で、もしも万一次の機会が許されるならば、できれば雪化粧をした時期に来て見たいもんだと思ったのも事実だ。
雪化粧した富士山にこだわりだして、今年2月頃に一度計画を立ててみたのだが、富士五湖周辺の積雪状況を調べてみると、とてもとてもワタクシのドライビングテクニックで走破できそうも無い様子だったので見送った。

で、チャンスが巡ってきたのが、この5月だった。

今年の富士山ツアー2日目の5月10日。
焼津の海岸線、三保の松原、日本平巡回した後、東名高速に乗っかってこの日の宿泊地の沼津を目指す。

          

途中、富士川インターで休憩したのが16時半。
決して胸を張って公開できるような空模様ではないが、このインターから少~し雪を残した富士山が見えた。
確かにボンヤリとしているが、こんだけクッキリと写ってしまうと、心の美しくない人にも富士山が見えるはずだ。
それにしても去年のようにまるっきり見えないよりはウンとマシで、ボンヤリした富士山にしばし見とれてしまった。

沼津インターで降りて、本屋さんを探して、それにしてもうっかりと家に置き忘れてきてしまった富士山周辺のガイドブックを購入しなおした。



17時過ぎ、ホテルに到着。
新品のガイドブックとノートPCを駆使して今後の展開を検討していると、あっという間に時間が過ぎていった。