lizardbrain

だらだらぼちぼち

四万十川へ (7) 四万十茶屋あたり

2016年05月27日 11時15分36秒 | 風景光景

ここまでは適度のコーナリングを楽しみながらの走行だったが、ついに恐れていた事が現実になった。
急に道幅が狭くなったのだ、、、、、、、、、、、、、、、


ついさっきまで道路の真ん中に存在していた、センターラインが無い。
路肩に余裕があるかどうかにもよるが、運が悪ければ軽自動車でも対行してくると行き違う事が困難だ。
事実、この直後にその路肩の狭い運の悪い場所で対向車とすれ違えなくなった。
一目見ればあきらかにすれ違えないというのに、相手の対向車はどんどんこちらに前進してくる。
この道に慣れた地元のドライバーに違いない。
クルマの左側ギリギリに迫ったガードレールを気にしながら、行き違いできるところまでバックして、再度発進。
この時、ワタクシの後ろについていたレクサスに道を譲って、先に行ってもらう。
このレクサスの後をついて行こうという企みだったのだが、これまた地元のドライバーらしく、この見通しの悪い狭い道をけっこうなスピードでぶっ飛ばしていくので、すぐに見えなくなってしまった。

狭小あるいは急勾配あるいは断崖絶壁の地に存在する国道を口の悪い人(ワタクシの事ではない)は、『酷道』、
それが県道であれば『険道』と呼ぶらしい。
ワタクシの居住地である紀伊半島にも『酷道』『険道』は存在するが、地元であるからには、その狭小急勾配絶壁区間がどれくらいの距離の間続いていて、あと何分走行すればそこを抜け出せるのかがわかっている事が多い。
なので、狭小急勾配絶壁区間はできるだけ避けたいのだがそこしかルートが無い場合は仕方が無いし、この先の状況が体験的に予測できるならば走行にはさほどの緊張感は必要無い。
だが、悲しい事には、この地では、ワタクシは異邦人あるいはストレンジャーである。
全くこの先の見通しが予測できない道路を走行するには、それなりの緊張感を強いられるので、できる事ならばUターンして家に帰りたくなるが、ここまできて家に帰るのもかえって大仕事になってしまう。
つまり、ひたすらこのまま走行を続けるのが最善策なのだ。

センターラインの無い狭小区間が、距離にしてどんくらい続いたのだろうか?
随分と長かったような記憶がある。
この狭い道路なのに、意外と交通量が多かったのもプレッシャーになった。


13:42頃、ようやくセンターラインのある道路になったので、ホッとする。


狭い道を走り疲れたので、『四万十茶屋』で休憩。


地名は不明だが、先ほどとは別の沈下橋が見えた。