それくらいの時間は昼間なんぼでも取れると思うのだが、ついつい寝る前に青空文庫を読んでしまう。
最近では40~50ページ(ワタクシのiPhone画面で)読むと眠りが訪れるのに、途中でやめる事が出来なくて180ページを一気に読んでしまった。
終盤に登場する民子の家族たちもみんな善人みたいなのがなおさらせつなくて、悲しくて、眠れなくなった。
ワタクシは観ていないが、その昔、1981年頃に松田聖子が民子を演じた映画があったらしい。
これををネタにした、当時の4コマ漫画があって、
カツラを被っておでこを出した聖子の姿が変だと客席からクスクス笑いが起きていた、というディスり方だった。
なぜかいつまでも残っていたそんなつまんない記憶が、この小説を読む事の邪魔をしていたのか。