渡辺貞夫のアルバム『MY DEAR LIFE』で知った頃のリー・リトナーは、既にさっそうとにこやかなスター・ギタリストだった。
渡辺貞夫のも含めてリー・リトナーのライヴは何度か目撃している。
そのうちのいつだったかが記憶にないのだが、アンコールでエイブラハム・ラボリエルと2人がガットギターを手に登場して2人並んで静かに演奏したシーンを憶えている。
手元に1979年厚生年金会館での『LEE RITENOUR & FRIENDSHIP / EMSEMBLE』のレコ発ツアーのチケットが残っているのだが、もしかしたらエイブラハム・ラボリエルがギターを弾いていたのはこの時かもしれないという気がしてきた。
今みたいにコンビニの端末からプリントアウトされたチケットではなくプレイガイドで買ったチケットで、座席番号がゴム印で押されているという個性ある味わい深いデザインだなあ。
大阪厚生年金会館はその後何度か名を変えて、現在ではオリックス劇場と名乗っているのだが、このチケットにスタンプを押された座席番号が見当たらないところを見ると座席表記は当時とは変わっているみたいだ。
ところで、リー・リトナーが日本人の女性シンガーと婚約したという新聞記事が載ったのはいつだったろうか?
その日本人シンガーが売れっ子だったので記事になったのだろうが、最近WOWOWで放映されたリー・リトナーのライヴではブラジル人の奥さんとの間に生まれたという息子が一緒のステージでドラムを叩いていた。