2017年6月17日に出発して7月11日に帰って来るという、ワタクシ史上最長、数えてみると25日がかりの旅に出たわけだが、いよいよ北海道滞在の最終日となってしまった。
2017年7月9日(日)
この日は、帯広からフェリーターミナルのある苫小牧東港までの移動だが、フェリーの出航が23:30なのでまだ時間はたっぷりある。
高速を使って最短距離を行けば180kmに満たないが、いくらなんでも味気ないので、国道を通る事にする。
帯広から南西方向に下りて翠明橋公園に着いたのは10:50。
このまま浦河町を通過して、海岸線を235号線に進んだ。
13:20
国道からちょっと内陸部に入ってみたりしながら、道の駅サラブレッドロード新冠に着いた。
この地方がサラブレッドの生産地なのは十分わかっているが、生憎、ワタクシ、この世に生を受けて以来、競馬には全く興味を感じない体質である。
競馬どころか、自転車や船の競争の仕組みすら未だにわからない。
連勝とか単勝とかその買い方もわかろうとする気すら起らない。
なので、ここにいてもとんでもない手持無沙汰だなぁ、と感じていたところ、
『油井正一コレクション』のコーナーを発見。
まさかここに、あの高名なジャズ評論家の油井正一氏のコレクションが収蔵されているとはつゆ知らず。
確か、神戸あたりの出身なのに、どういった経過で新冠にレコードが寄贈されたのだろう?
さらっとググってみたけど、詳細がわからないまま。
ちなみに、10年以上前、中平穂積氏の写真展の会場で、油井正一氏と岩浪洋三氏がマイクを手に挨拶されているのを遠目にお見かけした記憶がある。
音楽雑誌の記事やラジオ番組で、ワタクシの音楽的嗜好に随分影響を与えていただいた先達であるから、気になるのだ。
出航までにはまだまだたっぷり時間があるのだが、
北海道に上陸した翌日6月19日に有珠山ロープウェイに行かなかったので、やはり行くべきかと迷いながらピンポイント天気予報をチェックしてみたが、有珠山方面は曇り空の予報でどうにも気が進まない。
どうやら、前日の好天気と絶妙スポットの風景の余韻がまだ残っているらしい。
ここまでのくたびれ感が積算したのか、他にも何か所か探索すべき候補地をリストアップしていたのだが、地図をにらんで新しいルートを開拓しようという気迫が起きない。
のんびりし過ぎてフェリーの乗船手続きに間に合わなくなったら、ブログのネタにはなるもののその事態だけは避けなければならない。
結局、少し早いが、安全策をとって苫小牧のイオンモールで時間をつぶすしかないかなと心を決めて走行していると、いつの間にか高速(というか正確には無料の自動車道だったのだが)に侵入してしまった。
その自動車道の舗装が、所々すごく荒れてて、道路の穴ボコの振動でドラレコが動作してしまうくらいで、路面と戦いつつ苫小牧のイオンに到着した。
日曜日だったのでやや混雑するイオンシネマで、ちょうど上映時刻の迫っていた日本映画を観たり、晩飯に迷ってみたりテキトーに時間をつぶす。
早め早めに動いて、苫小牧東港に着いてしまったのが20:00頃。
だがすでに乗船待ちの車列ができていた。
乗船が始まったのは22:50頃、それまで待合ロビーでヒューマンウォッチングなどしてぼんやりと過ごした。
いよいよ帰らなくてはならないわけか、、、、、、、