【 2017年2月1日 】 京都シネマ
「エゴン・シーレ」の映画が公開されると知って、早速出かける。2回目のオーストリア訪問で出会った強烈な印象が思い出される。それまで、「クリムト」の絵は知っていても「エゴン・シーレ」名前さえも知らなかった。「モジリアーニ」の生きざまを描いた映画「モンパルナスの灯」の好印象もあって、同じようなものを期待して映画館に足を運んだ。
【 エゴン・シーレ 】
1回目のオーストリアは、1日半だけの滞在で素通りに近い旅行だったので、美術館をゆっくりめぐる余裕はなかったが、2回目のオーストリア訪問は、5泊7日の日程でウィーンだけにしぼった旅行だった。前半は「シュテファン大聖堂」やら「シェーンブルン宮殿」とかの観光地を巡ったが、後半は美術館巡りをした。
【『抱擁』-ウィーンの「ヴェルべデーレ宮殿(美術館)」所蔵 】
『レオポルド美術館』と『ベルベデーレ宮殿』での「エゴン・シーレ」との出会いは強烈だった。何処か「モジリアーニ」とも共通する独特な個性と表現に関する強烈なまでの感性。いっぺんに虜になった。
いつか大阪で『エゴン・シーレ展』が開催されて出かけて行ったが、上の2つの美術館で見た物の30分の1にも満たない展示で、ここに掲載している絵画のほとんどは見ることができなかった。それでも、何年ぶりかに再会できたことを喜び、記念に1点だけ《複製品》を買ってきたものだった。(一番下の絵)
【『死と乙女』-ウィーンの「ヴェルべデーレ宮殿(美術館)」所蔵 】
上の写真の色があまりよく再現されていないような気がする。本物は、どちらかというと映画のカバーにつかwれている一番上の映像に近いような色彩だったと記憶している。
映画のことを言えば、この『死と乙女』が今回の映画のモチーフになっているが、映画の中でもう少し【作品】を見たかった。
【『膝を折って座る女性 - 「プラハ国立美術館」蔵 】
妹、ゲルトルーデとのことや、《事件》で収監されと事など、若干知識が深まったが、やっぱり本物の絵を見ることが「エゴン・シーレ」に近づき、理解する一番の方法だと悟った。
【 『トリエステ港』-山田視覚美術研究所サイトより抜粋 】
【 ウィーン旅行土産の画集より 】
【 我が家の「エゴン・シーレ」 】
『2009年ウィーン旅行』-マイブログ
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『エゴン・シーレ美術館』
『エゴン・シーレ』の絵画に出会えるサイト1(山田視覚技術研究室)
『エゴン・シーレ』の絵画に出会えるサイト2(ノラの絵画の時間)
映画『エゴン・シーレ-死と乙女』-公式サイト