【 2017年2月15日 】 京都シネマ
フィクションの映画かと思ったら、実在の人物「マーク・レイ」の実生活を追ったノンフクション-ドキュメンタリー映像だった。
彼の生活スタイルは【下記】のとおりである。
【 解説 】
【 「マーク・レイ」のある日のスケジュール 】
上記の【ある1日のタイムスケジュール】を写真でおってみると、次のようになる。
【 友人の住むアパート屋上にある彼の寝室で起床 】
【 公園で洗顔 】
【 活動開始 】
【 ファーストフードで遅い昼食 】
【 活動再開 】
【 自販機の横で立ち食い夕食 】
【 パーティー出席も夜の大事な仕事 】
【 寝るにはまだ早い-まだまだ活動中 】
【 屋上の寝ぐらに向かう 】
【 1日の活動も終わりようやく-『おやすみ』】
どうしてこんな生活をするのか。下の【「マンハッタン」での1か月の家賃 】を見れば、一定納得できる。しかしである。
日本で普通《ホームレス》といえば、《負》のイメージしかない。
【 サバイバルの達人 】
以前、島田雅彦の『ニッチを探して』という本を読んだが、あの場合は、小説での《仮の話》=フィクションだった。だんだん《世の中の道から外れ》て、みじめになっていく人間の心境を覗いたものだが、島田雅彦の《冒険願望》みたいなものがあって、《そういう世界もあるか》とそれなりに面白く読んだが、通常の人間は自ら《ホームレス》を希望しないし、少なくとも《ホームレス》にいい印象は持っていない。
【 生活必需品の買い物 】
だいたい、ホームレスといたら《自分ではどうにもならず》、身なりなんかに構っている余裕のない人たちばかりだ。それがデザイナースーツなんか着こなし、かっこよく決めている男が《ホームレス》であるわけがない。
【 昼間は紳士 】
だから、映画の「マーク・レイ」を見ると、何か特別のモノを感じてしまう。
スクリーンには登場しなかったけど、映画の音楽を担当した「カイラ・イーストウッド」-「クリント・イーストウッド」の息子だそうで、その音楽もモダンでスクリーンを効果的に引き立てたが、カタログで見た彼も、かっこよかった!
【 マーク・レイ 】
『ホームレス ニューヨークと寝た男』-公式サイト
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