【2012年4月18日】 京都シネマ
飛行機乗りの若くはない歯科医の女性の財布を拾ったことから、昔戦闘機に乗る夢を追っていた、峠をすぎようとした男の恋が芽生えようとする話。
もう少し期待して見に行ったのだが、表題に書いたように、愛情心も冒険心も、ストーリーからは生活感も家族関係も見えてこず、真実感の全くない、感動も何もない映画だ。
大体映画の作り方も説明的でわざとらしく、見ていて白けてくる。
アイヌ・コンシニがいきなり画面に出てきてびっくりしたが、彼女はもっと良い映画に出なければいけない。『灯台守の恋』の初見の時は何と魅力的な人だと思ったが、その後は『愛されるためにここにいる』にしても、たいした映画に出ていない。
それにしても、『灯台守の恋』の娘役から、今回の母親役はピンと来ない。
駄作だった。
『風にそよぐ草』-公式サイト