[2007年11月3日] 京都シネマ
見終わったとき、全然違う2つの映画を思い浮かべた。1つは「サッコとバンゼッティ-死刑台のメロディー」。もう一つは、ごく最近観た「ブレーブ・ワン」である。
ある局面では、死刑なんて言う非人道的な制度は絶対に廃止すべきだと思うし、「ブレーブ・ワン」や光市の母子殺人事件の報道に接すると「犯人を絶対に許せない。極刑にすべきだ。」と思うにとどまらず、法が裁けないのなら「自分の手でも」というのにも組してしまいそうだ。
サッコとバンゼッティが生きた時代やスペインの内乱の時代は、無政府主義と統一戦線はまだ一般的に未分化・未成熟だったし、激動の時代に今の価値観がそのまま適用されるとは思われない。殺人や銀行強盗が良いとは誰も思わないだろうけど、合法的に選ばれた政府が、ピノチェトのような人物に、暴力・殺人をもって押しつぶされようとしたときに、人として何が出来るか、考えたい。
「サルバドールの朝」-公式サイト
見終わったとき、全然違う2つの映画を思い浮かべた。1つは「サッコとバンゼッティ-死刑台のメロディー」。もう一つは、ごく最近観た「ブレーブ・ワン」である。
ある局面では、死刑なんて言う非人道的な制度は絶対に廃止すべきだと思うし、「ブレーブ・ワン」や光市の母子殺人事件の報道に接すると「犯人を絶対に許せない。極刑にすべきだ。」と思うにとどまらず、法が裁けないのなら「自分の手でも」というのにも組してしまいそうだ。
サッコとバンゼッティが生きた時代やスペインの内乱の時代は、無政府主義と統一戦線はまだ一般的に未分化・未成熟だったし、激動の時代に今の価値観がそのまま適用されるとは思われない。殺人や銀行強盗が良いとは誰も思わないだろうけど、合法的に選ばれた政府が、ピノチェトのような人物に、暴力・殺人をもって押しつぶされようとしたときに、人として何が出来るか、考えたい。
「サルバドールの朝」-公式サイト