次女キャサリン(グウィネス・パルトロウ)が、1週間前亡くなった父(アンソニー・ホプキンス)と会話するシーンから始まる。
天才数学者だったちちが晩年、病に陥り気が狂い日常生活が送れない状態になったとき、長女は遠いニューヨークに住み、世話をすることなどできない。大学に籍を置き、父と同じ数学の才能を伸ばしつつあり、同居のキャサリンがその介護を一手に引き受けざるを得ない状況が物語の展開にしたがい次第に明らかになっていく。
葬儀にニューヨークから駆けつけた長女は、次女が数学の才能とともに狂気の血も父から譲り受けたと思いこみ、ニューヨークに引き連れていこうと考える。
父は晩年、膨大な数のノートを残した。父の数学科の教え子であるハル(ジェイク・ギレンホール)がそのノートを調査する目的で家に出入りしていたが、ある日、数学史上重要な証明を記したノートに巡り会う。そこに書かれていた証明が果たして誰がしたものか、偉大な父したものか、娘のキャサリンが証明したものを巡り、ハルもキャサリンを傷つけてしまう。
傷心のキャサリンは姉に連れられニューヨーク行きの飛行機に乗ろうとするのだが・・・。
この映画を見たのは今回が2度目である。回想シーンと話が前後するので最初の時は多少分かりにくかった。是非もう1度観たいと思っていた。パルトロウの演技が初めての時と同じくすごく良かった。ホプキンスも名演技だ。映画というより元々舞台のための戯曲というだけあって心理描写とそれを巧みに表現する演技が素晴らしかった。ホプキンスは「白いカラス」以来の感動作だし、パルトロウは「恋に落ちたシェークスピア」とは一転して素顔がいい。
期せずして、ジェイク・ギレンホールの映画をこの間続けて3本見ることになった。「ジャー・ヘッド」に「ブローク・バック・マウンティン」。全く異なったキャラクターだがいずれも良かった。
この映画をみて2つの本を連想する。1冊は。「16歳のアセラが挑んだ世界最強の暗号」で、数学者を父に持つ娘が、現代のIT世界には不可欠の暗号システム-公開鍵暗号方式-の開発を行ったという伝記である。もう一つは「フェルマーの大定理」である。長年の大問題であったフェルマーの定理がようやく証明されたという一般向けの本であるが、門外漢である自分も最近必死でおもしろく読んだ記憶があるので、この映画では何を証明したのかわからないが、その辺もなかなk興味深かった。
数学といえば、同じく最近の映画で「博士の愛した数式」があった。こちらは、オーラーの公式だが、こちらは美しくも実にシンプルだ。自分で理解できたらもっと素晴らしいと思うのだが。
天才数学者だったちちが晩年、病に陥り気が狂い日常生活が送れない状態になったとき、長女は遠いニューヨークに住み、世話をすることなどできない。大学に籍を置き、父と同じ数学の才能を伸ばしつつあり、同居のキャサリンがその介護を一手に引き受けざるを得ない状況が物語の展開にしたがい次第に明らかになっていく。
葬儀にニューヨークから駆けつけた長女は、次女が数学の才能とともに狂気の血も父から譲り受けたと思いこみ、ニューヨークに引き連れていこうと考える。
父は晩年、膨大な数のノートを残した。父の数学科の教え子であるハル(ジェイク・ギレンホール)がそのノートを調査する目的で家に出入りしていたが、ある日、数学史上重要な証明を記したノートに巡り会う。そこに書かれていた証明が果たして誰がしたものか、偉大な父したものか、娘のキャサリンが証明したものを巡り、ハルもキャサリンを傷つけてしまう。
傷心のキャサリンは姉に連れられニューヨーク行きの飛行機に乗ろうとするのだが・・・。
この映画を見たのは今回が2度目である。回想シーンと話が前後するので最初の時は多少分かりにくかった。是非もう1度観たいと思っていた。パルトロウの演技が初めての時と同じくすごく良かった。ホプキンスも名演技だ。映画というより元々舞台のための戯曲というだけあって心理描写とそれを巧みに表現する演技が素晴らしかった。ホプキンスは「白いカラス」以来の感動作だし、パルトロウは「恋に落ちたシェークスピア」とは一転して素顔がいい。
期せずして、ジェイク・ギレンホールの映画をこの間続けて3本見ることになった。「ジャー・ヘッド」に「ブローク・バック・マウンティン」。全く異なったキャラクターだがいずれも良かった。
この映画をみて2つの本を連想する。1冊は。「16歳のアセラが挑んだ世界最強の暗号」で、数学者を父に持つ娘が、現代のIT世界には不可欠の暗号システム-公開鍵暗号方式-の開発を行ったという伝記である。もう一つは「フェルマーの大定理」である。長年の大問題であったフェルマーの定理がようやく証明されたという一般向けの本であるが、門外漢である自分も最近必死でおもしろく読んだ記憶があるので、この映画では何を証明したのかわからないが、その辺もなかなk興味深かった。
数学といえば、同じく最近の映画で「博士の愛した数式」があった。こちらは、オーラーの公式だが、こちらは美しくも実にシンプルだ。自分で理解できたらもっと素晴らしいと思うのだが。