メキシコから不法越境で働くメキシカン。自園の羊を襲うコヨーテを追い払おうと発砲したのを越境者から発砲されたと勘違いされて国境警備隊の新任の粗野な隊員に射殺される。それをかばう地元警察。生前、「俺が死んだら故郷(メキシコ)のヒメネスに埋めてくれ」と自分を支えてくれた地元テキサスの親友となったカウボーイに漏らしていたが、事件後犯人探しをする中で、親友はその言葉を思い起こし、実行を決意する。
荒涼とした国境地帯を3人の男と死体をのせたロバと馬が行く。国境警備隊と地元警察も後を追う。険しい山岳地帯を抜けるとき1頭の馬が垂直の崖から谷底に転落する。川を渡るとメキシコだ。貧しいが人は優しく少ない食料を分け与えてくれ、ウィスキーまでくれる。
カウボーイを主人公にした映画で、ごく最近「ブローク・バック・マウンティン」が印象的だった。こちらも切ない男の友情を-単に同性愛と言う言葉では片付けらない者がある-描いたもので、リアルな生活感がにじみ出ていて他人事とは思えない身近なものを感じたが、貧しいアメリカ、世界から取り残された狭隘性という点では共通したものがそこにはあった。
それにしても、不思議に心打たれるいい映画だった。
荒涼とした国境地帯を3人の男と死体をのせたロバと馬が行く。国境警備隊と地元警察も後を追う。険しい山岳地帯を抜けるとき1頭の馬が垂直の崖から谷底に転落する。川を渡るとメキシコだ。貧しいが人は優しく少ない食料を分け与えてくれ、ウィスキーまでくれる。
カウボーイを主人公にした映画で、ごく最近「ブローク・バック・マウンティン」が印象的だった。こちらも切ない男の友情を-単に同性愛と言う言葉では片付けらない者がある-描いたもので、リアルな生活感がにじみ出ていて他人事とは思えない身近なものを感じたが、貧しいアメリカ、世界から取り残された狭隘性という点では共通したものがそこにはあった。
それにしても、不思議に心打たれるいい映画だった。