【 2017年9月15日 】
私の《通いつけ》の映画館で、もう上映期間が終了していると思ったら、まだやっている。《作物づくり》だの《園芸》などには全く趣味が合わないというか、《土いじり》なんて絶対することは無いと常々思っている自分には、興味がない部類の映画だと思っていた。それなのに、この間いつ行ってもこの映画に関し《満席》なのである。それなら、見てみようと。
見てみたら《満席》の理由が理解できた。《土をほじくり返す》退屈な映画かと思っていたが、そうではなかった。
87歳の妻に90歳の元大学教授の夫。ずっと現役である。自分らの将来の姿をこの映画の中に映せると考えると楽しくなってくる。いや、逆か。この映画の中の姿を自分らの将来に写せたら、どんなに愉快かと。
ユーモアがあり、《親しき中にも礼儀あり》、そして知的で健康的生活で実際、健康そのものであり、しかも地域に貢献している。
しかし、月30万円の年金か! 自分の周りにはそんな年金をもらっている人は聴いたことがない。うらやましい限りである。
仮にそんな年金を多くもらったとしても、この映画を見たからといって、改めて《土いじり》をしたいとは思わないが。
『人生フルーツ』-公式サイト