令和3年5月10日(月)
鉄道唱歌
「キテキイッセイ、シンバシオー、、、、、、」
今朝、ラジオからとても懐かしいメロデイが流れて来た。
「鉄道唱歌」である。この歌は殆ど聞いた事はなかった。
本当に久しぶりで、暫く何もせずラジオに聴き入った。
鉄道唱歌は、明治33年(1900年)5月10日に、
第一集の東海道編を昇分館が発売したのだが、全く売れ
ず直ぐに倒産する。
この鉄道唱歌の版権を、大阪で楽器屋を構える三木佐助
が買収し、第一集の再販をした。(現在の三木楽器)
当初、鉄道唱歌を売り出すために鉄道開業と同時にその
路線・鉄道網の紹介(PR)し、その書籍の販売をした。
更に、学校関係に「地理教育・鉄道唱歌」と売り込み、
次々にアイデアを取り入れ販売促進を図り、広めた。
大いに売り上げを伸ばし、第二集(山陽・九州編)、
第三集(奥州・磐城編)、第四集(北陸編)、第五集
(関西・参宮・南海編)と次々発表されていった。
全六集の399番まである。その後、「全国我町音頭」
県別、市町村別等を合わせると3355番迄ある様だ。
第一集(東海道編全66番)のカラオケがあるそうで、
これを全曲歌うと、実に28分40秒かかるとの事。
懐かしく口ずさんでみるが、一、二番はなんとなく覚
えが在るが、、、
この歌、今風で言えばご当地ソングのハシリの様に、
様々な駅(土地)に纏わる歌詞となっている。
確かに、地理の勉強にもなる様で、今一度ジックリ
読んで(目にして)みたいものだ。
鉄道唱歌
作詞 : 大和田建樹、 作曲 : 多梅 稚
1)汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり
愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として
2)右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ
雪は消えても消えのこる 名は千載の後までも
3)窓より近く品川の 台場も見えて波白く
海のあなたにうすがすむ 山は上総か房州か
(日が暮れるので、3番迄、、、、)
因みに、我が町の辺りは熱田の森、名古屋の金鯱
が謡われていた、、、、。
東京新橋の汐留口前に「鉄道唱歌記念碑」が在る。
何故か、鉄道唱歌にはSL(蒸気機関車)が似合う。
この辺りでは静岡の大井川鉄道くらいか、、、、、
今日の1句
新緑の隧道を抜け大井川 ヤギ爺