令和3年5月17日(月)
牡 丹 : ぼうたん
中国原産、ボタン科の落葉低木
日本へは平安時代に渡来したと言われている。
江戸時代には既に160種類以上の品種が知られていた。
現在栽培されているのは、4,50種類である。
古くは薬用として栽培され、後に観賞用となる。
高さ1m余、葉は羽状複葉で4~5月頃に直径20cm
もある大輪の花を開く。
花びらは八重、千重咲き等様々ある。色は紅、薄紅、紫
白、黄、絞り等豪華。その辺が花の王と言われる由縁。
根皮は漢方生薬の牡丹皮で、駆瘀血(くおけつ)剤、
頭痛、腰痛、婦人病などの治療に用いる。
別名に、二十日草、深見草、名取草、山橘などの呼び名。
白牡丹の気品の高さ、紅牡丹の愛らしさがあり、深紅の
濃いものを黒牡丹と呼び、妖艶な感じを漂わせる。
牡丹の名所は奈良県の長谷寺、福島県須賀川市の牡丹園
が有名である。
長谷寺には、150種、約7000株がある。
須賀川牡丹園には、290種、7000株がある。
いづれも見頃は、4月下旬から5月中旬頃迄とされる。
この地(名古屋)にも、徳川園、白川庭園等に牡丹園が
あるが規模は小さく、見頃は既に逸した。
昨日、図書館へ向かう途中、幼稚園前に在る花壇に
一輪だけ、真っ赤な牡丹が咲いていた。大輪の見事な
咲きっぷりに遂見とれ、スマホのシャッターを、、、
他所では既に萎れ、朽ち牡丹となっていたが、、、、、、
朽ち牡丹(荒子川公園)
今日の1句
ぼうたんの紅夭夭と見かえりぬ ヤギ爺