遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

うわばみそう

2021-05-29 16:29:15 | 日記

令和3年5月29日(土)

うわばみそう : 山菜ミズ

山菜のミズをいただきました。

毎年、色々な山菜をいただくのですが、昨年はコロナ過で

ありませんでした。 (今年は他の方から届いた)

ミズは、イラクサ科の一年草で、草丈は30cm程。

アジア東部に分布し、沖縄を除く日本各地の湿った原野や

川沿いに群生する。

茎は下半部が地に伏し、上部は直立して菱形状卵形の葉を

対生する。 葉は軟らかく切込が在り、多汁である。

夏から秋にかけて葉腋に細小な花を密集させつける。

日本各地の山間部の渓流、湿気の多い岩場等に群生する。

名前の由来は、野生する場所がウワバミ(蟒蛇、大蛇)の

住みそうな所で、其処に生える草として、名がついた。

亦、山菜名の「ミズ」は方言で、水辺や湿地帯に自生して

いるからと言われる。

秋になると葉の根元が肥大して「むかご」となる。

東北地方では根元まで青いものを「青ミズ」、根元が赤く

葉の付け根に小豆色のむかごが出来るものを「赤ミズ」と

呼ばれている。

赤紫色を帯びた茎や根茎を潰した粘液を塗ると、皮膚の

外傷を治す作用があり、切り傷や挫傷に効能がある。

葉や茎は軟らかく多汁で、食用として和え物、お浸し、

煮物、炒め物に地元では重宝されている。

ミズ(うわばみそう)の下処理

 

葉の付け根から根元の方へ皮を剝く。下方の赤い部分は

皮を剝きにくいので包丁でそぎ落とす。4,5cmに切

り塩を塗して冷水で洗い流す。沸騰したお湯に入れ箸で

かき混ぜ、色が鮮やかな緑色に変わったら笊に落とす。

冷水で覚まし、一晩冷蔵庫で寝かせれば完成。

 

お浸しや炒めもので、パスタや蕎麦の具材にも、、、、

 

今日の1句

梅雨さむやうはばみ草の茂る淵   ヤギ爺