令和5年4月19日(水)
松の芯 : 若 緑、緑立つ

松はマツ科マツ属の常緑針葉高木の総称。
北半球温帯を中心に約100種」が分布する。
葉は針状で2~3枚または5枚、雌雄同株、花は春に咲き
雄花は毬状で新芽の頂に生じ、雄花は新芽の下部に穂状に
密生する。球果はいわゆる「まつかさ」(松ぼっくり)。

「若緑」とは、晩春に松の枝から出る松の新芽の事をいう。

細長い緑の芽が10cm以上にも伸びて、真直ぐに天を指
している様子はいかにもすくすくと旺盛な感じがし、明る
く勢いがあり松の若葉のこともいう。

「緑立つ」とは、春になって木々の新芽が出ることだが、
多くは松の新芽のことをいう。


白鳥庭園、

吟行に出掛けた折り、大きな境内を持つ無住寺に出遇った。
寺は手入れがなされず荒れ放題である、、、
それでも木々の緑は逞しく、そんな中で一際大きく天に向い
松の新芽は荒々しく育っていた、、、、、。
今日の1句
無住寺の天に向ひし松の芯 ヤギ爺