遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

山菜をいただく

2023-04-25 15:43:19 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年4月25日(火)

山菜をいただく
芹(せり)、屈(こごみ)、野蒜(のびる)、虎杖(いたどり)
それに蕨(わらび)、と沢山の山菜を頂きました。
岐阜県高山市に親戚のあるYさんは、この時節になると山菜採り
に出掛けられる。
大量の山菜を土産に帰宅し、我々(ご近所も)に届けてくれる。
今年は何もかもが速く、、、山菜も十分に育ち過ぎ、蕨や屈等
大きなものは50~100cm程の高さにもなり、食用とする
には固くなり過ぎ、なるべく食べられる程よい大きさのものを
摘んで来たそうである。

屈(こごみ)は別名に「草蘇鉄」といわれるように、茎を大き
く広げ本当の蘇鉄のようになるという。大きく育ちやがて初夏
に白い花を付ける。香りは葱に似た独特の臭気が漂う。
「こごみ」とは、先端を巻き込んで屈んでいる様に見える事か
らその名が在る。

晩春に渦巻き状に丸まった幼葉を摘み、柔らかく灰汁のないの
を、お浸し、サラダ、胡麻和え、天婦羅等で食する。

蕨(わらび)は、シダ植物ワラビ科の多年草で薇(ぜんまい)
と共に山菜の王様で、市販でもよく見かけ手に入り易い。
早春に採れるものを「早蕨」といい、地中の根茎からこぶし状
の新芽を出す。

摘み取ったものは灰汁抜きを十分にしてから、お浸し、和え物
天婦羅等でいただく。

野蒜(のびる)はユリ科の多年草で、葉は葱のようにとがり、
地下茎は辣韭(らっきょう)のように白くやや小ぶりである。
伸びきらない柔らかなものを、ぬたや和え物して食べる。

芹(せり)はユリ科の多年草で、野菜としても栽培される。

春の七草の第一に数えられる「せり」は人気の在る山菜で、
その旺盛な繫殖力をもって、その名がるといわれている。
栄養価が高く、香りも好く鍋物などに多く利用される。

虎杖(いたどり)は数年前から、この友人から頂くまでは
全く知らなかったのだが、これは山野の何処にでも自生す
るタデ科の多年草だという。
前にもブログで紹介しているが茎は竹に似て節があり、卵
形の先の尖った葉を生じ、夏になると白い小さな穂状の花
を咲かせる。

筍のような若茎の皮を剥いで生のまま食べたり、酢味噌和
えなどにして食べる。

灰汁抜き、

残念ながら私は若茎を生で食べた事はない。灰汁抜きを
して和え物、炒め物にして頂く。

また、暫くはいろいろな山菜料理を頂こう、、、、、、。

お浸し、

蕨(わらび)野蒜(のびる)屈(こごみ)の天婦羅、


今日の1句

山菜の想ひめぐらす家遠し   ヤギ爺


田鼠化して鴽となる

2023-04-24 16:05:41 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年4月24日(月)

田鼠化して鴽となる


「田鼠」とは、モグラの別称
「鴽」は、鶉(うずら)に似て斑紋がない。

晩春の陽気に影響されて、モグラがウズラになるという意。
中国の「呂氏春秋」「礼記」にある。
これは実際にはありえない現象であるが、この季節の伸び
伸びした生き物の様子を幻想的に表している。


七十二候の一つ二十四節気の清明の第二候、4月14日頃。

俳人の夏井いつきさんの著書「絶滅寸前季語辞典」の中に
この「田鼠化して鴽になる」が紹介されている。

田鼠化して鴽になる  晩春・時候、七十二候の一つ


【田鼠はモグラのことらしい。鴽はウズラに似た鳥らしい。
モグラがウズラになってしまいそうな、麗らかな春の陽気
であるよと、中国の某という人が言っていたらしい。
七十二候には、この手の〇〇〇が△△△になるという発想
のものが沢山ある。が、それにしてもモグラがウズラにな
るとは、、、と、私は立ち往生してしまう。

ウズラのあの地味なくせに小太りしている小さな体を思う
と、その羽をもぎ取って地中に放てば、確かにモグラにな
て、血みどろにがむしゃら土を掘りだすかも知れぬ。が、
それを想像しただけで、オエッとなってしまう。


とてもじゃないが、麗らかな気分にはなれない。と、此処
まで書いて自分の大きな間違いに気づいた。ウズラがモグ
ラになると思うから羽をちぎって、、なんて血なまぐさい
想像が始まるのジャ。 順序が逆さではないか。
おうー、そうじゃ、そうじゃ、モグラを地中から掘り出し、
もぎ取った羽をもう一度くっ付け、、、ほうら自由に飛ん
でいくんだよと、空へ放てばきっと、、、ドスンと落ちて
くるに決まっている。
ナムアミダブツ、ナムアミダブツ、、、、、】

今日の1句(俳人の名句)

田鼠化して鴽となれてない尻尾   夏井いつき

(夏井いつき著:絶滅寸前季語辞典より、引用した。)

クリーンキャンペーン

2023-04-23 16:47:16 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年4月23日(日)

学区クリーンキャンペーン

今年、5年ぶりに区政委員に復帰した。
3月の始めに学区の代表者から電話が在り「お宅の町内の役員が
決まらず困っている。何とかならないか、」と私に打診があった。
前任者に聞いてみると「組長16名で何度抽選を繰返しても、、」
抽選に当たると、何やかや言い訳をして断られるとの事。
ここ数年(コロナ過)、女性の方が三役を引き継いで頑張られた
が、私の様に現役引退された方達は拒否され、若い人達は仕事が
休めないと、、、最もな お答え、、。
隠居の身の私、今年一年を限定してお受けする事となった。
お受けしてから1カ月が経った。
連日多忙となり、年の所為か、直ぐ物事を忘れ、他の三役や重要
な係は全て女性ばかりだが、私が依頼した事は直ぐに熟してくれ
る。(いずれも現役の務めをされている)
私は物忘れが多く(年の所為?)それにも率直に対応してくれる。
一生懸命なのがうれしい。(私を担ぎ出したのだからと、、)
口はよく動くが、身体は動かず、、、さぞやもどかしかろう。

今日(4月23日)は、「クリーンキャンペーン」の日


学区内に在る主要大通りの清掃(ゴミ拾い)をする日である。
早朝から多くの方々が集まり、2班に分かれ大通り両側の舗道を
往復する(地下鉄の一区間)。
暑さは少し和らぎ、適度な風も受け、絶好の清掃日和である?
区政委員、





分別する、

他の町内の区政委員の方とお話をすると、何処も同じでなかなか
成り手が無く、無理にお願いすれば「町を出る、、町内会必要?」
と極論を仰る方も見えるようだ、、、、
そういえば、折しも統一地方選挙が行われて居り、此処でも立候
補者が無く無投票当選が実に多い様である、、、、、。
とても嘆かわしいが、、「日本必要?、日本を出る、」何て事も
言われるのだろうか、、選挙権を引き下げ(18歳)する様だが、
若者の選挙離れ、、いやいや、お年寄りだって投票せぬ方も、、、

清和 : 和清の天(初夏の季語)
清和とは、陰暦の4月の時候をいうそうだ。
中国では陰暦4月朔日(ついたち)を「清和節」という。
気候が清らかで温和なところからの「清和」であり、清々しく
快い言葉の季語である。
古くは「和清の天」として、俳句等に詠まれているようだ。

今日の1句

港町清掃日和天清和   ヤギ爺

アースデイ

2023-04-22 16:09:33 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年4月22日(土)

アースデイ : 国際母なる地球デー

1970年(昭和45年)4月22日、アメリカ上院議員の
ゲイロード・ネルソンは、環境問題について討議を呼びかけ
「アースデイ」を提唱した。

その活動統括役に選ばれたデニス・ヘイズ(スタンフォード
大学院生)は「地球環境に抗議する運動」を呼びかけ、全米
各地で2000万人が参加した。

以降は10年間に一度しか実施されなかったが、1991年
(平成3年)からは毎年開催され、世界各地に広がり様々な
イベントを催されるようになった。

2009年(平成21年)の国連総会でこの日を、「国際母
なる地球デー」に制定し、翌2010年から実施している。
「アースデー」を正式に国連の記念日とした。
現在世界175カ国、約5億人が参加している。

「母なる地球は多くの国と地域で共通の表現であり、それは
人間・他の生き物、私達の住む惑星の間に存在する相互依存
を反映している。現在・未来に於いて経済、社会・環境的な
ニーズの間の公正なバランスを達成するために、自然と地球
との調和を促進する必要がある」とのメッセージが在る。

日本では1990年(平成2年)から毎年4月を中心として
各地で様々なイベントが催されている。

「アースデイ東京2023」は4月22日を中心に、代々木
公園、宮下公園などで様々な催しが開催される。
「環境問題・平和・人権・ジェンダーなどの様々な社会問題
を知り、それを希望へと向かわせるお祭り」と位置付ける。

「ライヴ、トークショー、バザー等での買物を通し喜びと希望
を感じることができる」をテーマとし多くの参加者が集まる。
この中で、トルコ・シリアへの支援やロシアのウクライナ侵攻
等、今まさに起きている社会問題も取り上げている。


環境に配慮した作品の展示や販売、ステージでは若者らのメッ
セージやトークセッションや、楽しい美しいなど人間の感情を
動かす「渋谷わ踊り文化祭」等の催しで交流の場を広げる。
4月23日(日)には「東京アースデイ自転車ライド2023」
が、代々木公園一帯で開催される。

自転車ライド、

アースデイ IN  京都、

この間にも地球温暖化は進み、戦闘は続き、世界各地で環境破壊
が広がっている。




今日の1句

アースデイ現世のみな夏はきぬ   ヤギ爺

花水木

2023-04-21 16:51:10 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年4月21日(金)

花水木 : アメリカ山法師

野生の山法師と同じ、ミズキ科の落葉小高木
大正の始め頃、アメリカから伝来したので「アメリカ山法師」
といわれる。
葉の開く前4月末頃に満開となるが、今年はこの花も既に満開。
花色は白と淡い紅色がある。

外側の花びらに見える4枚は総苞、

中央のこの部分が花序、

先端がへこんでいる点、日本の山野に自生する山法師と異なる。

街路樹として人気が在り、大通りに沿う街路樹は数多くある。


名古屋市内の昭和区、千種区のメーンストリートは白、薄紅の
花水木が既に満開、、見頃を迎えた。

一方、「ミズキノハナ」は日本の山野に自生するミズキ科の落
葉低木、高さは10~15mにもなる。

葉は広楕形で、5,6月頃に白色4弁ののどちらかといえば、
地味な小花を散房状に密生して咲かせる。


成長が早く、樹姿はゆったりとして均整が在り、幹には多量の
水分を含んでいる。
材質は軟らかく緻密なので細工物等に多く利用されている。
花水木とは別の種類である。

通学路は新一年生が加わって、黄帽子の列は弾んでいる様だ。
「ゼロの日」(交通死亡事故0を目指す」の早朝、子供達の
通学路を見守るため、主要交差点に区政委員等が立ち見送る。
小学校前に続く道路沿に、花水木が子らを見守っている。

子供達は見向きもせず、列に従って、、、、、、。



今日の1句

花みずき黄帽子の列見守りし  ヤギ爺