
〔ピンクの芍薬が咲いた(画像クリックで拡大)〕
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」(もう死語か)。そのその芍薬(シャクヤク)が庭に咲いている。何ともいいい色だ。
人間界の話。
大阪・ミナミの南海難波駅近くの繁華街で不発弾が見つかり、今日(9日)午前に撤去作業があった。約70年前の大阪大空襲の際に米軍が投下したものらしい。1トン爆弾で、長さ1・8メートル、直径60センチというから結構でかい。これを処理したのは陸上自衛隊桂駐屯地(京都市)の不発弾処理隊の方々。業務とはいえ危険の伴う仕事に感謝する。
ちなみに、大阪市によると、1955年以降、今回も含めて市内で87個の不発弾が発見されているそうで、これから先、未だ在るかも知れない。工事現場は安穏と穴を掘っているわけにはいかないということ。戦争の後始末は今も続いている。
「真っ白な明日」はなかなか来ないということだ。
人の世のことなど我知らずと咲く芍薬が羨ましくなる。