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車内で、扇で風を送り、涼しさを保っている人、夕方に、空き地で孫と遊びながら、団扇を振り、蚊から孫を守っている風景などを見かけますね。
中国ではいろんなタイプの扇、団扇を見かけるが、歴史的にいつ頃からあるんだろうか?
紀元前の中国、古代エジプトの壁画にも、王の脇に巨大な羽根うちわを掲げた従者が侍っている図がある。
日本では利田遺跡(佐賀県)において、うちわの柄が出土した例があるという。
7月23日の大紀元が特集している。
1.上古時代に女媧(じょか)が造った「羲扇」(ぎせん):顔を隠すための物
2.徳政を由来とする「蒲扇」:尭帝(ぎょうてい)の時代、自然に生えた萐莆(しゃふ)という大きな葉っぱで、扇子を作り、「蒲扇」(ぷせん、ガマの葉で作った団扇)が生まれた。
3.舜帝時代の「五明扇」:尭帝後の舜帝(しゅんてい)は天下の賢者を招き、見聞を広げることに努力し、その象徴として「五明扇」(ごめいせん)を作製した。
4.商周時代の「羽毛扇」:殷商の時代、キジの尾羽で作った色とりどりの「雉尾扇」(ちおせん)が現れた。しかし、キジの尾羽を手に入れるのは難しく、このような羽毛扇は非常に珍しい存在だった。西周の時代に白い羽毛で作った扇子が現れ、周王はこれを儀礼の用具として使った。そのため、「儀仗扇」(ぎじょうせん)とも呼ばれた。
5.漢代以後の扇子の多様化:大量生産が可能になった。職人が作った扇子は庶民の間でも普及し、装飾品や贈答品としても使われるようになった。同時に扇子を詠う文学作品も現れた。
6.折り畳みできる「折扇」の出現:折畳みの扇が現れたのは、宋の時代以降と。
南宋時代になり、折扇の生産量は相当な規模となり、扇面に絵を描く絵師や扇子の専売店、収蔵家も増加した。こうして、扇子は日常用だけでなく、芸術品としても好まれるようになった。
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