いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

お菓子いただきました & ドナルド・キーンさん など

2011年06月29日 | エッセイ

ンフォテックサーブの南場社長が、東京からわざわざ、震災のお見舞いのためにお見えになりました。
お土産になんと!お菓子120個。これはそのうちのひとつ。
お菓子いただきました

学生、職員全員でいただきました。ありがとうございました。
日本人てむかーしから困ってる人を見ると助けたいという気持ちがあるみたいだ。


ところで・・・・。
今日、NHKのクローズアップ現代を見たら、ドナルド・キーンさんの話題。
僕は安部公房が好きなので、高校生の頃から、安部公房の書評を書いているドナルド・キーンなる人物はいかなる人なのか、ずっと気になっていた。
ここに関連記事があるが、この方は若い頃戦争の敵国である日本に興味を示し、以降日本の文学に精通し、三島由紀夫や大江健三郎とも親交があった人だ。
日本に興味を持ったきっかけが、ニューヨークの本屋で見つけた英訳「源氏物語」。
これにいたく感動し、日本文化に傾倒する訳だが、日本人で「源氏物語」に感動を覚える人はどれぐらいいるんだろう? おそらくほとんどの人が読んでもいないだろう。
1000年以上も前の物語が今でも書店で売られているというだけで素晴らしいことなのに、その奇跡に近いような話に感動を覚える日本人は残念ながら少ない。
ドナルド・キーンさんはなんと震災後、89歳で日本国籍を取得され、永住することを決めた。
日本から出て行く人が多い中で、この方は最後は日本人として逝きたいとの強い意志があったようだ。
この方に国民栄誉賞を贈ったらどうだろう。


この方と似た方にベルギー生まれのグロータス神父がいる。
この方は「それでもやっぱり日本人になりたい」という本を書いていて、自転車で日本中を回り、日本人と日本の文化、日本を愛し、最後は日本でお亡くなりになられた。


今、日本は世界に愛されている云々の本がたくさん出ている。なにも震災があったからではない。
日本人、自信を持っていいね、たぶん。

コメント
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