息子と観て来た。
俺は今月1日に母が脳梗塞で倒れ、父は認知症。結構大変な生活をしてるなと我ながら思っていたのだが、いきものたちの生活はそんなもんではない。
下北半島では母を亡くした子どものニホンザルが、厳しい冬を一匹で生きていこうとする。
六甲山のイノシシは何匹も子どもを産むが、数ヶ月後には2匹しか生き残らない。
屋久島には、台風に耐えられずに亡くなった子どもを、まるで生きているかのように毛繕いをし、後を追って自分も死んでしまう母ザルがいた。
釧路湿原のキタキツネは、生まれて5ヵ月になる子どもに噛み付いて親離れさせる。
知床半島では仲の良いヒグマの母と兄弟。生まれて半年で母は兄弟を突き放す。兄弟は自らの手で餌を求め生きていくのだが、1歳になるとそれぞれの縄張りを求めて離ればなれになっていく。
さて、これから卒業生数人と遅い新年会。俺の生活なんてぬるいぬるい。