この映画は日本人はみんな、じゃなくて世界中の人が見るべきだと思った。
娘に全く期待していない父親。
「君はね、人間のくずだよ」という先生。
それに対し、「この子は本当はいい子なんです」と言い続ける母親。
何とかやる気を出させようとする塾の先生。
原作者(塾の先生)は「この話は受験の話ではなく、家族の話です」と言っていたがその通りだった。
話の展開は想像通り、学年でビリ(高校2年生で学力は小学4年並み)の生徒が、一発奮起して慶応大学に挑戦するというもの。
「可能性を信じる」というテーマも分かりやすい。
主人公は苦境をバネに偏差値を伸ばしていくのだが、いろんな困難もある。
その辺りは見てのお楽しみ。
主人公の女子高生が純粋で、「頑張れ頑張れ!」と応援したくなる。
頑張ることが好きじゃないって人もいるし、『がんばらない』というベストセラーを出した医師もいる。
でも映画のモデルになった小林さやかさんは、「頑張るって悪くないなって思いました」って言っている。
「死ぬほど頑張る」ってことが実は大切なことで、しかも気持ちがいいものなんだって感じられるようになったようだ。
その方がかっこいいと思う。
某テレビ局の調査によると、この映画の満足度は97%以上。そうだろうそうだろう
今日、いわき市内の大きな書店に原作を買いに行ったら売り切れ。
この本、映画を見るまでは買う気なかったんだけど、今、たまらなく欲しい。