小学2年の時、学校帰りの雪道を歩いていたら、守(まもる)が後ろから雪玉をぶつけてきた。
守はいけ好かないやつで、たびたび喧嘩を売ってきた。
頭にきて取っ組み合いの喧嘩をやったが負けた。
何がきっかけかは覚えていないが、その後、守とはすっかり仲良くなった。
子供の喧嘩なんてそんなもんだ。
だからむやみに止めない方がいい。
小学5年の時に、「仲間同士で班を作りなさい」と先生に言われた時、守は一番先に俺の所に寄ってきた。
中学生の時、ふらふらしていた俺に守は「一緒にテニス部に入ろう」と誘ってくれた。
高専に入学し、猪苗代から遠く離れていわきに行って、小中学校時代の友人とは疎遠になった。
地元に帰ると遊びに誘ってくれたのは守だった。
守は福島県庁に就職し、バイクで通勤していたが事故で死んだ。
もう30年ぐらい前の話だ。
小学6年の時、学校帰りに歩道橋の上で一緒に肩を組んで歌ったのが、仲雅美の「涙のジャーニー」。
おおっとCDが出ているではないか
迷わず買った。
[Vol.1]仲雅美デラックス (MEG-CD) | |
仲雅美 | |
株式会社ミュージックグリッド |
「昔 遊んだ れんげの野原
帰りたい 帰りたい
おさない あの日へ」 という歌詞が目に染みる。