自動販売機に小銭を入れたら、すぐにお釣りのところに戻ってきてしまった。これは「小銭がえし」のいたずらであって、自動販売機には罪はありません。
山に向かって大声を発すると戻ってくるのは樹木の霊、木霊(こだま)の仕業です。
こういう人間の理解を超える現象に出会うのは、妖怪がいるから。
そして中には愛すべき妖怪たちもいます。
例えば「くらぼっこ」。
座敷童子の仲間と言われ、くらぼっこが倉から離れると家運が傾くと言われています。
火事の時に、家の中の荷物を運ぶのを手伝ってくれるという、神様のような妖怪です。
「キジムナー」。
人間の船に同乗して一緒に漁を行うことがあり、キジムナーが乗った船は大漁になるといわれています。ただ、キジムナーは魚の目玉が大好きなので、採った魚の片目を食べてしまうところが難点。
キジムナーも座敷童子の仲間でキジムナーに気に入られた家は栄え、反対に嫌われた家は滅びるとも伝えられています。
自然に対する感謝の思いや畏怖の念、人は自然には敵わないという気持ち、得体のしれないものに対する不安などが妖怪を生み出したのでしょう。
妖怪には懐かしさを感じますが、現代は妖怪が住み着く場所が少なくなりました。現代人が失ってしまった何かが妖怪にはあるような気がします。
妖怪には懐かしさを感じますが、現代は妖怪が住み着く場所が少なくなりました。現代人が失ってしまった何かが妖怪にはあるような気がします。
明日29日(土)と30日(日)は折戸のカフェ月見亭がプレオープンします。
妖怪の本を数冊、並べました。
妖怪の本を数冊、並べました。
妖怪に興味のある方はぜひお越しいただいて本を手に取ってください。
すごく怖くて、夜トイレに行けなくなるような本もあるので注意が必要です。
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