明日から暦の上では春になるわけだが、そのための儀式もある。
10年ぐらい前に東北地方にも伝わってきた恵方巻き。
これは小名浜の「さすいち」さんのもので、大変美味かった。
これを今年は南南東に顔を向けて、一言も喋らず笑いながら一気に食べる。
家族でそういうことをするわけだ。
誰も言わないので俺が言うが、まぬけである。
宇宙人がこの光景を見たら、「この星の人たちは不思議だ」と思うだろう。
そして豆撒き。
今年は茨城県阿見町産の落花生を使う。
これも抜群に美味いので、歳の数の3倍は食べた。
「鬼はー外、福はー内」と大声で叫びながら撒く、この風習も宇宙人にとってはおかしなものに映るだろう。
恵方巻きも豆撒きも、それから丑の日にウナギを食べるのもクリスマスにケーキを食べるのも、おかしな風習である。
商売に繋げようとするのが見え見えなんだが、庶民に受け入れられればそれが定着し、民俗学の研究対象になるんだろう。
それはそれでいいか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます